という言い回し、一昔前のネット上で流行っていて、
シュタインズゲートの牧瀬紅莉栖がリアル会話中にうっかり口にしてしまい、ネラーである事を岡部に気付かれた。
その程度の知識しか私は持ち合わせておりませんでした。
そして先日「DEATH NOTE」のアニメを初めて視聴しました。
またそのセリフが出てきました。ちょうど岡部と同じ声で。
あ、これ当時(2000~2005年ごろ?)よっぽど流行っていたのかな。
なんて思ったら、それこそがオリジナル元ネタでした!
思っていたよりもはるかに切迫した状況で口をついて出た言葉だったのね。
デスノートの事は、「ノートに名前を書かれた人間は死ぬ」程度に知っていました。
まあベタなSFストーリーの作品なんだろうな。と勝手に食わず嫌いしていて当時は見向きもしませんでした。
そして今それを観てみて本当に面白いなと感心しました。
ジャンル的には殺人事件の推理小説みたいな感じで、しかし冒頭から誰が悪人・犯人であるか、殺人の手口も読者は完全に判っているパターン。
わかった上で、犯人と名探偵Lとのギリギリの実力拮抗した頭脳的騙し合い駆け引き攻防が繰り広げられる。
東野圭吾の小説とか、三谷幸喜の古畑任三郎シリーズに似ているかな。
全てネタバレしているにも関わらず、それでも読者にハラハラドキドキさせる展開ってのは上級ライターでなきゃ不可能な芸当だと思います。
この手の「ドラえもんの道具」みたいな超自然的アイテムを使うストーリーの場合、
こういうケースではどうなるんだよ?例えば「名前を書くだけって、たまたま同姓同名の人が居たらその人も死んでしまうの?」「旧字体とか己・巳みたいに手書きするがゆえに字が汚くて判読できない字だったりそんな場合どうなるの?」
などなど細かく詰めていかなきゃならないルールが次々と出てきちゃいますよね。
「進撃の巨人」やDQXのロード時の風船三姉妹の書き置きみたいに、CMの前後にノートに関する細かいルールが表示されます。
そのルールが本編でキーになるのかも?と思って映像を止めて必死に読みましたが、大半は関係ありませんでした(≧▽≦)
今から15年ぐらい前のアニメなので、古さを感じる点が多いかも?と思いましたが、それはほとんど有りませんでした。
唯一それを感じるのは携帯電話。スマホではなくいわゆるガラケーの全盛期。そこだけが現在との違いでした。
本来なら20年も違えばケータイ以外にもたくさん時代を感じさせる「違い」がそこかしこに有って然るべきだと思うのですが、現在放送中のアニメだと言われてもほぼ違和感が有りません。
すなわちここ30年ぐらい文明って足踏み状態でほとんど進化していないんだなと少し残念な気持ちになりました。
1980年ごろの作品など見ると2020年と言ったらものすごく進歩した未来として描かれているのに、実際には・・・
おっと、話が脱線していますね。
脱線ついでにこの前書いた「略称」の話も一つ。
デスノートの作中では「メールアドレス」の事を「メルアド」とミサミサが言っていました。
感動しました。
いつの間にか「メアド」が増えてきて気持ち悪い略し方だなぁと常々感じていたのですが、やっぱり本来は「メルアド」だよね!と独りごちておりました。
今度こそ話を戻します。
夜神月とLとの勝負は前者の勝利で幕を下ろしました。
それで終わりになるとさすがに世の中がヤバい事になるので続きがあったわけですが、
この続きのシナリオが驚くほどつまらなかったorz
これ本当に前半と同じ人が書いた作品なの?と疑いたくなるレベル。
全てが二番煎じというか劣化版みたいな駆け引きしか無く、
ニアが魅上照をXキラだと疑うシーンなども根拠薄くいきなりだし、手抜き感がハンパない。
前半のLなら、「うわ~マジか。憎たらしいほど頭良いな。」と舌を巻く計算高さが目白押しだっただけに。
そう思い少しググってみたら、やっぱりみんな同様の感想を漏らしていました。
レムが死神のくせにやたらと一人の人間(ミサミサ)に入れ込み過ぎ、感情に任せて人を殺してしまい、その代償として砂になってしまう。
あの時、ワタリはまあそうなんでしょうけど、Lもまとめて始末されてしまうのは意外でした。
夜神月くんの勝ち誇った狂喜乱舞の表情を見ながら、スーッと目を閉じて死亡した様に見せかけて、
いきなりバッと目を見開いて「勝てると思ったぁ?おあいにく~」とLの方が更に一枚上手を行く展開になるものとばかり思っていました。