疲れてる時ほど濃ゆいものが食べたくなる。
深夜2時ごろ近所のラーメン屋に直行する。
幸い明日は休みだ。思う存分麺をすすり、倒れても構わないというわけだ。
ドロッドロに溶けた背脂
芳ばしいニンニクの香り
仄かに感じる煮干しのテイスト
大盛りのもやし
トロトロになったチャーシュー
そして歯ごたえのある太麺
トッピングで味玉なんか付ければどうだろうか
美味い。これがまた破壊的な旨さである。
カロリーとか血糖値とか
そんな野暮なことは一切忘れて麺を啜れ
啜った者にしか分からない多幸感があるのだ
登山の登り始めがいちばん楽しいように
ラーメンは最初の一口が1番美味い
そして途中から苦しくなり
最後の一口を完食する頃にはなんだか妙な達成感がある
ラーメン
俺は君が恋しいよ