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あらくれセレブ

こすもっこ

[こすもっこ]

キャラID
: TP102-914
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 海賊
レベル
: 133

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こすもっこの冒険日誌

2022-12-10 12:19:46.0 2022-12-10 17:23:28.0テーマ:写真活動

こすもっこの休日…なのよ!

こんにちわ、こすもっこよ。
彼氏を探してアストルティアを旅しているの…ってゆー日誌を書いてるの、日頃はね。

そう、今日はお休みなのよ!

とゆーことで、前々から行きたかった図書館に行くわよ!
オフの日に、図書館で読書。
うーん、マンダム。

さて、今日は何を読もうかしら…
あら?
なんか1冊光ってる本があるわね…




ワタシは手を伸ばし…光ってる本の「隣」の本を手に取った。
だってねぇ、そんなにあからさまに「取ってくれー」ってアピってる本。
取ったら絶対めんどくさい事になるからね!


さて、ワタシが手に取ったのは、とある星の歴史書。今では文明の進化も著しく、他の星へ調査に行くことまで可能になったその「地球」という星。
ワタシはその星の歴史に興味を持ったの。

その昔、地球に住む人々は、自らが暮らす大地が星…つまり大きな球であると思ってはいなかった。
星とは天に浮かんでいるものであり、自らは「星」ではなく広大な大地に暮らしていると。
またその広大な大地は、数頭の巨大な象の背中に乗っており、その象はさらに巨大な亀の甲羅に乗っていると。





いやー発想が豊かよねぇ。
そのとんでもない発想力は、見習うべき所…かも…だけど…さすがに象が亀に乗ってるって…プププ。


「こすもっこ!なにしとるん?」 げ、黄色いドワーフじゃないの。
てか、コイツこの場所でなんちゅー本を…
雰囲気合わないわよ?スタバで餃子食べてるよーなもんよ?

で?お休みなのにこんな所で何してるの?


「さっき知り合った妖精になー。いいライトノベルがあるって教えてもらってなー。」


ライトノベル…
そのlightって、「軽い」じゃなくて「光」の方よ。ホラ、そこで光ってるやつ。ちなみに中身は重めよ。

「まじかぁ、騙されたんかワシ。ありがとうな、こすもっこり。ところでオマエ、何読んどるの?また薄い本?」


だーーれがこすも…違う、アンタなんでワタシが薄い本読んでるの知ってるのよ!


「え、テキトーにゆーただけやってんけど…ホンマに読んどるのか。ニヤニヤ。」


くっ、絶対なんかしらの確証持って言ってるわよね。とりあえずいいわよ、ワタシが読んでるのは歴史書よ!
どう?アンタみたいな黄色いだけが取り柄のあんぽんたんドワーフには縁がないものでしょ!


「…コンプラとかSDGsの全否定やな…」


意味わからない事言わないでよ!


「おおぅ、意味がわからないとはなんということ…。まぁええか、ここは地球ちゃうしな。」


え、アナタも地球知ってるの?


「当たり前やがな…。実はな…このアストルティアも地球に相当影響されとるんやで!!」


そうなの???
…でも、全然違う世界よ?
こっちには魔法の概念があるし、人間以外の種族もたくさんいるし…


「オマエがさっき小バカにしてた話な。大地が象に乗ってて、さらにその象は亀に乗ってるってゆー。」


あーその話ね!
いくら文明が未熟だと言ってもそれはないわよね!あー思い出すだけでも笑けてくるじゃない!!プププ!

「…それがなぁ…そう笑ってもいられんのやで。」


なによ改まって。


「実は…ワシらは40匹のサバの中におるらしいぞ。しかもそのサバは雲の中に住んでるかも知らん…ちゅー噂や。」

はぁ??サバ!?


「えとな、オマエが最近よくおるのは、37番目のサバやな。さらにオマエの家な、アレもその40匹とは別のサバの中にあるらしいぞ。」


な、なによ。
大地が象に乗ってる話の100倍ぶっ飛んでるじゃないの!

まさかこの世界が、巨大なサバの中だなんて!
信じられないけど…でも確かに「サバ移動」とか聞いたことがあるし。
事実なのかも…知れないわね…。

ん?
おうちって、こことは別のサバの中にあるのよね??いつもルーラストーンを使っておうちに帰ってるけど…
どこを通ってサバを移動してるのよ!

「そらおまえ…入るのは口やけど、出るところはココしかないやろう。」


やっぱり…かぁ…
どーりでおうちに帰った瞬間ちょっと匂うなと思ってたのよ。


わかった。
私たちはサバの中の民なのね。
受け入れなきゃね。

はっ、そう言えばたまにサバがダウンしたりするわよね!
ワタシ達が住んでるサバがダウンしたらどうなっちゃうの!!もしかして、死んじゃうの?


「うむ。みんな死んでしまうらしいわ。でもな、全員が生き返る奇跡の呪文で復活するらしいぞ。」


え、すごい。
どんな呪文なの?ザオラーマ?
あっ!ザオラララーね!!
ゆけっ!ザオラララー♪


「…」


コホン。で、どんな呪文なの?



「それはな…」


ごくっ。


「さ、生きろー(再起動)や。」


ほ、ほー…ほけきょ



おしまい
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