先日、深夜遅くにチムメンとキングヒドラに行ってきた。
深夜のノリというか他のカードやコインのついでもあって定番とはちょっと違う構成でやってみようと挑んだ結果、結局負けてしまった。
そこはあまり問題じゃない。
キングヒドラは数えるほどだけど何度かやっていて、勝率は半々くらい。
そのうち負けたケースはプレイヤーのスキルが足らなかったり、そもそも「なんとなく」で挑んでそのままやられてしまったというパターン。
勝ったケースは単純に一緒に行った人達のプレイヤースキルや能力が高かった場合。
そのうえ、事前にある程度の作戦を立てていた。
わたしは作戦内容をきちんと把握出来ていないままだったけど、やれることはやったつもりだしそもそも相手が作戦通りに動いてくれるわけでもないし、そのうえで勝利したということで「把握出来ていないこと」はあまり気にしていなかった。
今回、ちょっと違う構成で……ということもあって事前に作戦というかいわゆる対キングヒドラ戦攻略の再確認があった。
そして、戦闘。
全体的に勝敗はあまり気にしないという体だったものの、善戦したとは言いがたい状況で負けてしまったため、あらためて攻略法を確認することにした。
結果、わたしは自分がその定番の攻略をきちんと把握出来ていないこと、そして諸々勘違いがあったことがわかった。
まず「壁」。
わたしは壁というのはモンスターと後衛の間で相手を押さえつけながら進行を妨害する役目だと思っていた。
そして「時計回り」。
壁を勘違いしている上、この時計回りというのをきちんと理解していなかったため、まったく機能していなかった。
正しくは「壁」とは単純にモンスターと後衛の間に入り、後衛がターゲットになったときにそれを攻撃から防衛する役目だった(合ってる……よね?)。
壁とはモンスターに対して妨害するための壁ではなく、後衛に対しての防衛の壁になるということだった。
この理解は同じようでいて結構違うと思う。
壁になりながら時計回り……ターゲットになった後衛が時計回りにモンスターから逃げるので、壁になりながら攻撃をするということだとようやく把握した。
そして時計回りというのが「回避誘導することで攻略がしやすい相手に対して回避方向の申し合わせ」ということも理解出来た。
「時計回りに回避」というのは別にキングヒドラに限ってのことではなく、それを攻略の定番にすることで見ず知らずで集まったPTでも詳細な申し合わせ無しで討伐に挑戦出来るというためのものだったのだ。
そこまでを理解するに至って、わたしは「知るべきことを知ろうとしないままでいるのは罪」ではないかと思った。
まあ罪はさすがに言い過ぎなんだけど、知ってさえいれば応用も取捨選択も可能になる。
単に言われたことを鵜呑みにしてそのまま動くのでは意味が無い。
時計回りは「時計回りに動くこと」が本質ではない。
本質は「全員同じ方向にモンスターを回避誘導すること」だ。
物事には全て理由がある。今までのわたしは「時計回りに動くこと」に気を取られすぎ、その本質を理解していないからこそぐだぐだなプレイになっていたのだ。
鵜呑みで勘違いなんて目も当てられない。
(ここまで言っておいて、もしかしたらキングヒドラには「時計回り」の方が誘導しやすい、みたいな理由があるのかもしれないけどねw)
本気でやるなら知らなければならない攻略法は他にもある。
しかし、全ての人がそれを習得したり活用出来るわけじゃない。
もちろん本気でやらなければならないということもない。
そこは自由だ。
勝ち負けを気にしない適当プレイも楽しいし、行き当たりばったりのスリルもそれはそれで楽しい。
ただ、大切なのは「知ろうとすること」。
知識は使おうが使うまいが、どう使おうが自由だけど、知らなければ使うことも出来ないしやれることも増えない。
知らないことで発生する不都合や不利益もある。
知ってさえいれば知ろうとさえすれば、そこに自ずと対処する力が生まれる。
勝ち負けを気にしないといっても「よくわかんないままなんとなく負けた。攻略っぽいことをやってはみたけど空回り」というのは気持ちよくない。
どうせ負けるにしても清々しく散りたい。
勝ったときだってそう。「なんとなく勝った」じゃなくて、思う通りに勝てた方が楽しいに決まってる。
高みを目指そう、と言っているんじゃないんだ。
より楽しく遊んじゃおうよ、というだけ。
(しかし、背後の後衛の動きを把握しながら壁って難しい気がする……。適当でいいや)