ハネツキ博士の調査依頼について、イベント告知を見たときには憤りを感じた。
8月2日の18:00~21:00までって期間限定どころか時間限定。深夜組は当然のことだけど、この時間は食事の用意や食事そのものをしている時間であって、参加しようにも出来ない人が確実に出てしまう時間帯だ。
一部の人をないがしろにするようなイベントでなにが3周年イベントだ、と思っていた。
しかも、どうやらイベントはゲーム内で行われるというより広場と連動していて、というよりむしろ広場が主体のようで、やっていることは面白そうなんだけどなんか手落ちというか手抜き感ありありというか。
開催時間になって、途中経過くらいは見ようと思って広場を見ると、重すぎて写真の提出すらまともに出来ない状態だと知った。あげくに時間の延長……。もうなんだかなーと落胆の思いしかなかった。
そして、イベント結果の発表。成功してしぐさが配られることになった。さすがに参加者のみといった酷いことはなくて全員に配られた。
しぐさと一緒にことの顛末の紹介。まさかここでニコロイ王とリタ姫の話に繋げてくるとは……。ええ話や。と思いつつも、こんなええ話をなんで広場でさらっとやるだけで終わらせるん!? ゲーム内でやってよ! とさらに憤りを感じてしまった。
……と思ったんだけど、よくよく考えると、まあそう憤るものじゃないんじゃないかと。
昨今のDQX、3.0の内容が薄いだの、イベントが再演ばかりだの、りっきーが死にそうな顔をしているだの、正直パッとしない。運営が手抜きというよりは手が回っていない感は誰が見てもわかる。
とはいえ、料金が発生しているサービスなわけだから、運営が大変そうだからユーザーがそれを慮って我慢するというのも違う話だというのは重々承知の上で、わたしは職業柄中の人の気持ちがある程度わかるし、運営にムリをして短命になって欲しくないと考えている。
で、ちょっと擁護したいなという考えに至った。
おそらく今は、3.1の調整で近辺のイベントはもちろん3周年イベントに運営の手……というより開発の手が回っていない。
そんな中、できるだけ工数をかけずに楽しめるイベントはなんなのかを考えた結果が「広場主体のイベント」だったんだと思う。
実際に参加していないのでわからないけど、ゲーム中で必要な行動は「特定のエリアで写真を撮ること」だけだとすると、撮った後大事なものに登録されないとフラグが立たない写真クエとは違って、撮った後は広場側の処理となる。
広場には撮った写真のエリアも保存されるため、提出された写真のエリアを判定する作業だけ行えばよいことになる。運営は提出された正解の数だけ見張って、それに応じて結果を更新していけばいい。
手が込んでいるように見えて、実はゲーム本体は一切いじっていない(推測だけど)。イベントに費やす工数はゲーム本体と違ってwebの方がはるかに軽いし、内容の更新も簡単だ。ゲーム開発側のスタッフを使わずにweb開発のスタッフと運営だけで行えたのが今回のイベントだと思う。
サーバーへの負荷の見積もりが甘いという結果になってしまいはしたものの、イベント自体は非常に手が込んでいてやりがいのある楽しいものだったと思う。
だから、よく言えば運営はできる限りの方法でユーザーを楽しませてくれようとしている、と考えるのが正しいのかなと思うようになった。もちろん実際はわからないけれど、そう考えた方がたぶん誰もが幸せになれると思う。
ただ、そうは言っても「参加が出来ない」のは困るので、今後似たようなイベントを行う場合はもうちょっと時間帯や開催期間を考慮して欲しいなーとは思う。内容自体はとてもわたし好みだったので……。
個人的には月額料金をもうちょっとあげてもいいからプロジェクト自体をもうちょっと充実させて欲しいんだけど、昨今のスクエニ関連・DQ関連の動きを見てると、値上げで得た利益は開発運営じゃなくてたぶん他のプロジェクトに使われちゃうんだろうなーと思えて仕方が無い。難しいもんだ。なんらもなー。