【もう……あの頃の占い師はいないじゃない】
弱職扱いされている占い師。
実は昔はガチで最強職だった。
旅芸人よろしく初手範囲バイキルト。
武闘家もびっくりのテンション配布の火力支援。
おまけにスカラやらスペルガードのバフ。
範囲蘇生だけでなく、長距離蘇生、広範囲回復も保有。
他職の専売特許を奪った上、固有の能力やら本体の火力もひっさげてきた。
「占い4で組むのが最適解」
とか言われる時代もあるほど。
まぁ実際にはもちろん他の職業入れたほうが良い。しかし、占い4でもとりあえずバトルが成立するのも事実だった。
占い師ってのはインフレに置いてかれただけで、職業として最初から弱かった訳では無かったって事ですね。
(Ver3時代で、中衛職の癖に4桁ダメージポンポン出してた。昔は強すぎた)
【占い師、ナーフしろ】
まぁ強すぎたので、タロット没収やらCT時間延長やらで弱くなった。
それでも依然強いままだったが、ちょうどこの時から他職のアッパー調整も入り始めた。
というのも、この時期は『最強職』戦士が暴れ回っていた時期でして……
当時ブッ壊れだった戦士に合わせて強化が入ったものだから、占い師の火力が出せる中衛としての地位もなくなり、そのまま環境からフェードアウト。
ついでに戦士もモンスターにメタられてフェードアウト。
【そしてVer5〜で強化】
インフレに追いつけ追い越せで、こっから強化を重ねられていく占い師。
しかしなんとまぁ皮肉なことに、この時代に超強化された「現代の器用万能」が猛威を奮っていた。
そう。範囲バイキルトの地位を奪われた『旅芸人』の襲来である。
この辺りの時代で旅芸人はブーメランを装備可能となり、ハッスルの回復量も上昇。さらにデュアルブレイカーは、他職よりも強化された倍率で扱うことができるという優遇っぷり。
占い師とは違い安定性もあり、この時点でほぼ占い師の互換のような扱いに。
しかしながら、エンド適性はまだ占い師の方が優っており、デッキの調整でどんなコンテンツでも扱える強みがあった。
【なお現代】
まぁー。うん。デッキ調整で無理やり席を作れるだけで、一生最適にはなれないんだよね。残念ながら。
占い師が手札をコントロールしている間に、他の職は適切なサポートやダメージ貢献をしている。
自分のバフ管理、手札管理で手一杯な占い師は、他職とのシナジーで戦闘を進めていくドラクエ10のシステムに合わない。
あ、でも刺さるところはクソ強い。万魔の塔って言うんですけど。