【クマの独り言】ドラクエ4推しなのか?(微・ネタバラシあり)
こんにちは。いつも広場への文句ばっかり書いてるのもつまらないのでたまには世界観考察でもしてみようかと思います。といってもぼくは神話クエに手をつけたばかり。ストーリー上のつながりについては情報が圧倒的に足りません。ので、ちょっと別の話から。
次のVer. 1.5で、トルネコに引き続きミネア(占い師)が出てくるという情報がリークされていました。ストーリーではないところではずいぶんドラクエ4ばかりが言及されるな、という風に感じます。が。これはストーリー上のつながりがあろうとなかろうと仕方ない気がしていて、言及が多いを根拠にしてドラクエ4推しであるというのはちょっと弱いんじゃないかと思うのです。以下そのことを考えてみたいと思います。
考えるために、ドラクエの職業の歴史を振り返ってみる必要があります。ドラクエ1から始めましょう。ご存じの通り1はソロプレイで主人公は勇者。2ではじめてパーティになります。ローレンシアの王子はまんま勇者ですね。サマルトリアの王子とムーンブルクの王女はちょっと職業が固定しづらい(ドラクエ9でゲスト出演したサマルトリアの王子は「魔法戦士」だとされていましたが)です、できたとしてもこの時点ではそれぞれの役割から演繹的に職業を当てはめることが出来る、というレベルですね。これがドラクエ3になってはじめて「職業」というものがシステム上明確に表現されるようになりました。ドラクエ3では「職業システム」そのものを前に出すためにルイーダの酒場が登場、その反面固定キャラクターといえるのは主人公だけで、あとは無名のキャラクターになりました。
で、4に至って固有のキャラクター+固有の職業が完成することになります(余談ですが、4のオムニバス形式自体がこのシステム側からの力学で生まれてきたのか、まったく別のところからやって来たのか、なんていうのはおそらくアイデアを出されたゲームプランナーの堀井さん自信も明確に言語化できないことなんじゃないかなー思います)
さて。で、ここでポイントは【4になって「固有キャラ」「固定職業」の両者がそろった】ことです。このとき、記号としてもかなりわかりやすい職業が選択されています。「戦士」「商人」「武闘家」「僧侶」「魔法使い」「踊り子」「占い師」ですね。後のシリーズでファンサービス的に過去のキャラクターを出す場合、9での宿屋へ宿泊客のように横並びで登場させるであればなんとかなるでしょうが、10の魔法の迷宮のようにキャラクター自体にコンテンツを持たせるのであれば、どうしてもそのキャラクターの「役割(ロール)」が大事になります。その最たるものが商人としての記号=トルネコであり、占い師ミネアといえるわけです。つまり、迷宮に登場させるキャラクターがドラクエ4ばかりから採用されているというのは、「たまたま」システム上それが最適なナンバリングタイトルだったから、とぼくは思うのです。
さて先に進んでみておきましょう。5はストーリーのほうに重点が戻ったので、各キャラクターの職業色は薄いです。6・7は固有キャラですが、転職システムが再び導入されたのでキャラへの職業色は薄いです。バーバラが大魔導士、ハッサンが大工の息子、メルビンが老剣士(英雄か?)、あたりは記憶に残りやすいですが、大魔導士や剣士は職業に似たものがある以上ありがちすぎですし、大工はちょっと使い方が難しいでしょう。8ではスキルシステムになりましたが、こちらもキャラクターの個性は強いものの、職業色は薄く、何かの役割を果たすためのキャラとしては使いづらい。9はドラクエ3と同じ無名キャラに戻ってしまったのでいわずもがなです(そもそも9はストーリー上10とつながりがありそうなのでキャラクターを持ってきづらいでしょう)
また、プレイヤーのキャラクター以外については、印象の強さの問題からあまり考慮しなくても良いかと思います。すでに春イベントで5のエルフの世界を旅していますが、これは世界ごともってきて成立できたもので、一つのキャラだけでは弱いでしょうね。使えるとしたら3のカンタダ(盗賊)くらいじゃないかとおもいますが、これもすでに10では盗賊が職業になってしまっているからなあ。
そんなわけで、次に役職としてそれなりに特別感があって、ゲームの要素として使いやすいとしたらマーニャ(踊り子)で、やっぱりドラクエ4から来そうな気がしています(上で使い方が難しそうとは書きましたが、可能性としては大工のハッサンはありうるかもしれません)。
まあ、いろいろ書きましたが結局のところ妄想ですので話半分でお持ち帰りくださいね。
ではまた。