観るべき名作アニメ「メイドインアビス」を視聴しました。
トラウマもののエグい作品だよと聞いていたので、望むところだ!と楽しみにしていました。
13話分のテレビアニメ第1期と、その続きのお話である劇場版「深き魂の黎明」も通しで観ました。
結論から言うと、非常に面白かった。
最初は「ん?これが本当にR指定なの?」と疑うほどにほのぼのとしていて絵柄も可愛らしく、どちらかというと幼児向け番組の様な印象すら受けます。
トトロとかポニョとかに近い雰囲気。
しかし唐突に、グロい描写や残酷極まりない展開が訪れます。
メンタルの弱い人ならしばらく食事も喉を通らないかも?
ほのぼのした雰囲気からのそのギャップがまた衝撃に拍車をかけます。
大まかなあらすじは、
とある島に巨大で深い深い穴があって、探窟家たちがこぞってその中に入ってお宝などを掘り当てるというお話。
その穴には独特の「力場」があるために、降りるのは問題無くても上に戻ろうとすると「上昇負荷」がかかって体調不良をきたします。
浅い所だと悪心嘔吐ぐらいで済みますが、深層ほどその負荷は酷くなり、全身から血が噴き出したり異形の生物に変形したり人間性が消失したりしてしまう。
この「上昇負荷」をいかに克服するのかが主題であり、上級の探窟家はその手段を手に入れるべく実験を繰り返します。
自分の事を愛している人物と繋がった状態でその負荷を受けると、その人が自分の分まで請け負ってくれて自身は人間性を失わずに済む。
と言う事を発見しました。
請け負った側はおぞましい異形の「なれ果て」となってしまいますが。
そこで純粋無垢である孤児たちを集めてきて愛情を注ぎ育てます。
その子供たちの腕や足など不要な部分を切り落とし、上昇負荷を肩代わりしてくれる脳神経や内臓のみを残してカートリッジに詰め込んで「装備」します。
自身の代わりにダメージを受けるとそのカートリッジは破損して排出されます。
地面に落ちて内容物(内臓や髄液?)がこぼれているカートリッジの一つは、なんとその上級探窟家の娘プルシュカのそれでした。
その時に主人公のリコが発したセリフがこの日誌のタイトルです。
よくもまあこんなシナリオ・世界観を思いつくよな~と、その発想力の凄さに舌を巻きます。
お話はまだ完結しておらず、アニメ2期が今年春から始まります。
紙面の漫画の方は既に先を行っている様ですが私は読んでおらず、そのアニメを観ようと思っています。
もし興味を持たれた方いらっしゃいましたら是非アニメ第1期から視聴してみて下さい。
私個人的な意見としては、この程度のシナリオで年齢制限を設けるなどバカげていると感じます。
確かに残酷です。時にグロテスクです。
しかし15歳未満であってもしっかり理解できる内容だし、世の中には冷酷な人間なんてそこいらに居るという現実を勉強する上でも積極的に見せるべき作品の一つだと思います。
醜い物、理不尽な物、残酷な物などを隠して子供に見せない。そういう教育方針は断じて間違いであると私は常々思っています。
本来はこの様な記事はブログにでも書くべきな内容ですが、
最近はろくに更新しておらず、ドラクエ日誌の方がまだ交流が多いのでこちらにまず上げることにしました。