未だに終息しない新型コロナウィルス(以下コロナ)感染症。
ワクチン打ってもみんなかかりまくってるし、やる意味あるの?
と思えてきますね。
答えは、「有り」です。
罹る事自体は防ぎきれなくても、重症化(要するに命を落とす)する確率は大きく低下させますので。
さて、免疫には液性免疫と細胞性免疫の2つがあるわけですが、これをDQ10で例えてみましょう。
コロナを例えば死神スライダークだとしましょうか。
ワクチンは言わば「練習札」みたいな物かな。
本戦に挑む前に2回ぐらい練習札で慣れる。
初見でいきなり戦うよりは遥かに勝率は上がりますよね。
練習札で戦った結果、「呪いガード」があった方が良いなどと学習できます。
そこで呪いガード100%や即死ガード100%や呪文ガードを積んだ鎧などを揃えます。
それがいわゆる「抗体」に相当します。白血球の一つであるBリンパ球が産生します。
これらを装備して本戦に挑めば勝率は跳ね上がります。
この抗体による免疫の事を「液性免疫」と言います。
血液中の、固形成分以外の「汁」の部分に溶け込んでいるタンパク質ですので。
数ヶ月はそれで安定して勝てるでしょう。
しかし時が経ってバージョンアップなどを挟めば、それらの装備は処分してしまいます。
半年や一年後に久しぶりにスライダークに行くとなった時、もう何の耐性が必要だったのか忘れています。
それがすなわち「抗体価が下がっている」状態です。
その状態で戦えば確かに呪いにかかったり、連続ドルマドンで瀕死になったりする事でしょう。
しかし、「ギロチンカッター」の吹き出しが出た瞬間に、「あ、これ離れなきゃヤバいやつだ!」と思ったり、
ソードリッパーに狙われた人は横に走って逃げれば当たらないとか、
戦っている最中に思い出しますよね。
その様に、プレイヤー自身が覚えている「立ち回り」に相当するのが「細胞性免疫」です。
これは何年経とうが簡単には忘れません。
その名も、メモリーTリンパ球という白血球の一種がずーっと敵の特徴や対策法を記憶しているのです。
なので久しぶりに感染したとしても、「抗体」という武器は無くとも「戦い方」は解っている。
ですので、全くワクチンも打った事もないor感染した事もない人よりは、数回打っている人の方が重症化しにくいわけです。
死亡に至る事はほぼ無くても、書き置きメモ等を見ていると、フレンドが次々とコロナ感染している事がわかります。
前にも言いましたが、今一度言います。
「 手 を 顔 に 近 づ け な い 」
これに尽きます。
飛沫感染よりも接触感染です。
自分の指の先にはウィルスが付着しているものと常にイメージして下さい。
目、鼻、口を触らない。
どうしても痒い、化粧直ししたい、などあれば必ず石鹸なりアルコールなどで消毒してから触ること。
結局のところ、粘膜から感染するのです。
なので最後の砦さえ守れば良いのです。
外出先だけでなく自宅に居る時でも油断しないでください。
そのスマホの画面に付着しているかもしれません。
ドアの取手に付着しているかもしれません。
家族が持ち帰っているかもしれません。
ワクチンやらマスクやら換気やら密を避けるなどもそれなりに大事ですが、何よりも最優先したい事は、
「手を顔に持っていかない」ことです!
厳密には違うんじゃない?
と専門家からツッコミが入るかもしれませんが、解りやすいイメージにするためにあえてシンプルに書いてみましたm(_ _)m