日本ファルコムが誇る名作イースシリーズ最新作の「Ys Ⅸ ~モンストルム・ノクス~」を全クリしました。
期待した通りの面白さでした。
主人公はお馴染み冒険家の赤毛のアドル。
いつもは山やら海やら大自然のフィールドを駆け回るゲームですが、今作は趣が異なり一つの大きな都市が全フィールドになっています。
その監獄都市バルドゥークに、いつも通り相棒のドギと共に訪れるもいきなり捕縛されて牢にぶち込まれます。
グレン城を訪れた私たちと同様に。
そこから脱獄する途中で謎の女性に銃で魔弾を撃ち込まれて「怪人」にされてしまいます。
他に5人、同様に怪人にされてしまった人が居り、彼らが仲間キャラとなります。
その服装がどれも超絶カッコいい。
あのまんまDQ10にも丸パクリして実装してくれれば絶対にマイコーデに入れたいと思うほどに。
怪人になると二段ジャンプしたり壁を垂直に登れたりムササビのように飛んだり、操作性が格段に上がって素晴らしい爽快感を得られます。
戦闘もコマンド入力式バトルじゃなくてアクション系なのでサクサク進めます。
難易度イージーにすればまずやられる事はありません。
谷底に落下しても何のペナルティも無く、落ちる直前からすぐに再開されます。
ボス戦も今までのイースだとマリオギャラクシーやFF14みたいにギミックを理解して敵ボスをダウンさせてその隙に攻撃を加えるなど、考える必要が有るのが当たり前でしたが今作は力押しでも倒せてしまいます。
マップも全て埋めて宝箱なども全て取り尽くしました。
あの場所にどうやったら辿り着けるんだろう?と考えて、実際に怪人の異能を駆使して取れた時の達成感が心地良い。
どんなゲームでも最近はそこまで必死にコンプリートする気力なんて湧かない事が多かったのですが、今作では非常に楽しめました。
音楽、期待を裏切らないカッコいい曲のオンパレードでした。
前作までのイースに登場したメロディと似ている物が時々出てくるのもニクいね。
さて、シナリオですが今回もなかなか濃密でした。
「え?これどういうことよ?」とワクワクして先が気になって次々と進めてしまいます。
そして終盤に「マジか~、そういう事だったのね!」となるパターン。
イースって元々はあんまりシナリオは面白くなくてアクションゲームの方に重きを置いている印象でしたが、前作の8辺りからストーリーが重厚になりました。
面白さでは8が今のところ最高かな。次点で今作の9。
ちなみに、
「黎の軌跡2」も終了しました。
こちらは残念ながら全く面白くありませんでした。
閃2と同じパターン。
せっかく「黎の軌跡」でメンバーも刷新されて新しいお話が始まったのに物語の本筋は遅々として進まず、どうでもいいサブストーリーだけで構成された作品。
短いスパンで新作を出すのは良いけど内容がスカスカの印象。
全ての軌跡シリーズをプレイしてきた私の評価ではワースト2かな。
ワースト1は「閃4」です。
一昔前はイースよりも軌跡の方がシナリオ重視で、素晴らしいシリーズが誕生したなと喜んでいたのですが、
2015年頃のイース8辺りから完全に逆転しました。