しょせんはゲームの世界なので、
自分から黙ってフレンドを切ったこともあるし、
いつの間にか自分が切られていたこともあるし、
二度とログインしなくなってしまった人もいますが、
それもこれも、仕方ないことだと思います。
だいたい、フレンドとはいっても
一度野良でパーティーを組んだきりで、二度と遊んでない人も大勢いて、
全員と親しいわけでもありません。
それでも酒場でサポートとして見かけるので
なぜか愛着があったりもします。
そういえば、たまたま同時アクセスしていたのでボスカードかなにかのお手伝いをお願いしたら、
「オルフェアボス以来ですね」と言われてドギマギしたこともあります。
今日、手紙を出そうとしてた人も、そんなフレンドさんの一人です。
ある日のこと、ストーリーボスを野良で手伝っている時、
昔のストーリーボスはけっこう強かったので何度か死にました。
そこへ現れたある人が、華麗にベホイミしつづけて助けてくれました。
その時の野良のメンバーで、フレンドになりましたが、
たぶんそれっきりで、一緒に遊んだことはありません。
その人が今日、引退すると手紙をくれて、
慌てて返事を出そうとしたら、もうフレンドからいないのでした。
事情はさまざまあるでしょう。
このゲーム、人生の貴重な時間をずいぶん食い潰しますし、
自分だっていつまでやってられるかわからないのです。
人間関係に疲れてやめていく人もけっこういるみたいだし。
事情はあると思うから、強く引き止めるつもりはありませんでした。
でも、いつか帰っておいでよ!
そう、書いた手紙だけが持ち物に残りました。
リアルでは、お互いどこの誰かも知らないけれど、
元気でねー。
またねー。
なんてことは、リアルのわたしは滅多に言わないひねくれ者ですが、
プクリポの時なら言ってもいいかなと思いました。