それは1月7日の事であった。
ザンカス氏から「レグナードにスティックで拮抗到達」との
FAXが送られてきたので、担当記者は急遽ザンカス氏に
取材を申し込んだのである。この記事はそのインタビューの様子を
お届けしようと思う。
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「まずはおめでとうございます。ここまでくるのに辿った道のりは
とても大変だったとおもいますが、まずは感想を」
『ありがとうございます。大勢の冒険者様が花形である
※(こうげき力)合成に勤しんでた時も、おもさ合成を
頑張った結果が1つ実ったかな…という思いですね』
「アクセ合成も素晴らしい功績だと思いますが、目につくのは
その鎧ですよね。だいぶ費用もかかったのでは?」
『ええ、金策といえば職人だと思いますが私にそのセンスは皆無
ですので…毎日マラソンでしたね。
しかしながら昨年のマリッジイベントの際に後姿を見せたくれた
メッシさん。あの方がいたからここまで頑張ってこれたかな。と
思いますね』
「あの方は確かに職人できない人に大きな夢を与えたと思います。
ところでザンカス氏…重さを追及するその姿は素晴らしいと
思いますが、失礼ながらその下腹部。
重さを追求しすぎたのではないですか?(笑)」
『ええ。(笑)実は騎神装備の頃から目立ってきたのですが
この鎧を身に纏うと目立ちますね(照)
なので最近ダンスを始めたんですよ!まだまだ見習いですが
少しはスリムになりたいですよね』
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そう照れながらも話すザンカス氏。ダンサーとしてのザンカス氏を
見れるのも、そう遠くない日の事かもしれない。
「では最後に。なにかコメントがあればどうぞ」
『ピラミッドや神々の悪霊に付き合ってくれた全ての皆様に
心から感謝しております。まだまだピラミッドには潜り続けるので
今後も是非お誘いください!』
「今日はありがとうございました」
『ありがとう。といいたい所ですが、最後に私から1つあります』
そう言うとおもむろに立ち上がってこちらを見据えるザンカス氏。
どうやら画面の向こうにいる担当記者に言いたいことがあるようだ
『お前。正月太ったな?』