(サブクエ日誌です)
奇妙な話だと、馬鹿な話だと言われてもいい。言われたところでその通りなのだから
頑強な体を持つ男、カンダタ。彼とはじめて出会ったのはとある盗賊団同士の抗争にまきこまれた時だった。黄甲冑の副官にあたる男を倒し、このいざこざもそろそろ終わるだろう頃
「俺は月にいきたいんだよ」
と、相手方の盗賊団長が膝を降ろして言ってきた。場にまったくそぐわないその命乞いに、わたしはおもわず面食らい、気が付くと彼の子分になっていた
新生カンダタ団、第一の子分だ
第二子分に無職を名乗るプクリポもいつの間にか付いてきて、わたしたちは月を目指すこととなった
我々は誰よりも先に「月を盗む」。この宇宙から月の権利を奪い取る、彼の途方もない野望は、その屈強な体と同じく、どこまでもまっすぐでどこまでも馬鹿のように健康的だった
そして、新生カンダタ団は成し遂げた
そこに至る詳細はまた語るとして、読者様が求めているものはここにある。これこそがわたしたちの偉業だ
(※撮影機材 ハッセルブラッド500EL/M)
「我が名はオジマンディアス。王の中の王。全能の神よ、我が偉業を見よ。そして絶望せよ」
と、無職のプクリポが詩を引用したような気がしたものの、それは気のせいだったようだ
ともかく、酸素量の許す限りわたしたちは月面調査を続けた。調査といってもこの前人未到のはるか彼方の地にしずむ足取りは、まるで旅行のように軽やかだった
これは何も重力に限ったものではないことは、読者様にもお分かり頂けるだろう
これは、一体
ふいに遠くの方に謎の物体が漂っているのが見える。あれは生き物なのかそれとも何かの人工物なのか、どちらにせよ、我々のほかに何かがそこにある
ふよふよとした足取りはプクリポのようにも思えるが、まさかいるはずもない。確認したくもあるものの
こ、これは!
続きは君の目で見てくれ!
というかんじで!笑
サブクエ、ダンダダ団シリーズの感想(?)です!
宇宙だいすきでついつい~
キャー(ノ*´∀`*)ノシ
皆もやってみてね!
仕草貰えるよ!