ザイガスの冒険日誌

13：15　行き先階固定のエレベーターで乗り間違えて迷う
うぇ？え？え？え？？？最上階行くのどれに乗ればいいんだ？？
13：25　ギリギリアポの時間に間に合った。背汗がヤバい。そういえば顧客の名前聞いてないぞ？もう一人の私、何やってるんだよ！ 13：30　冥王ネルゲルに挨拶。ちょ、おま…！名刺交換の手が震えまくる。ネルゲル様に「アル中なの？」と言われた。
ち、違います！商談相手がこんな大物だって聞いてなかったんです！ ※画像はイメージです。

13：50
ザ「結局私って誰の命令で動いてたんですかね？」　

ネ「さぁ？15年後に私を倒す素質のある奴が現れるってことだから…」

ザ「ネルゲル様なんですかね？？私は直属の上司の命令でして」

ネ「ぶっちゃけ私にもわからん☆蜘蛛とかむしろ利用してただろ？冒険者共をさ…その辺私との関連性よくわからんのだ」

ザ「うーん、そうですよね。だってレメイダス？でしたっけ？クソ熱い太陽が迫ってきたときも…」

ネ「あ、面白い写真あるぞｗｗぷーーーっ！くすくす( ´艸｀)」 ザ「ひぃっ！！！いやぁあああああーーーーっっ！！」

ネ「君なの？これ、君なの？クッソワロスm9(^Д^)」

ザ「に…人間になる気なかったんですよ！ちょっと話逸らさないで下さいよ」

ネ「職人サブのつもりが職人に飽きた結果がこれだな、ワロス」

ザ「まぁ、性には合わないですわ、無駄なことして遊んだ方が私も悪魔ですし楽しいです。で、レメイダスのことなんですが…」

ネ「うん」

ザ「あそこおかしくないですか？別に放っておいても船つくるアホがいなくなるだけの話で、全種族メッチャ健在じゃないですか」

ネ「う…うん。お、おかしいなぁ…確かに（そわそわ）」

ザ「一応調べたんですよ。タイムリープ前にオガと人間の血みどろな戦争があったかどうか…それが…記録が全然ないんですよ」

ネ「…何が望みだ？」

ザ「はい？」

ネ「お前営業できたのだろ？なんでも契約してやるから！ハンコ押してやるから！その件はそれ以上ツッコむな！」

ザ「え！？ど、どうなさったんです？なんでレメイダスを…」

ネ「あのなぁああああっ！あそこで無茶なタイムリープをやってくれないとだなー！ver1のラスボスが『鎖のオッサン』になるんだぞ！それでも…それでもお前はいいのか！？悪魔ザイガスよ！お前だって一応ボスキャラだろうがぁああーー！ゲームの世界としてどうよ！」

ザ「え？あ…はぁ…仰るとおりネルゲル様のほうがなんというか…映えますよね。結論ゴリラになりますけど」

ネ「ゴリラはいいんだよ！むしろそのギャップが冒険者共と焦らすんだよ！わかったら『ゴリラの素』とお前の望むものと交換で商談成立だ！はよ、契約書持ってこんかぁい！！われぇ！」

ザ「え？え…（なんで関西弁っぽくなるの？）わ…私が欲しいのは悪魔なのでやっぱり魂ですけど…できれば冒険者ぐらいの特別でー質の良いのを…難しいですよね」

ネ「い・っ・ぱ・い・あ・る・ぞ」



―写真貼れなくなったから続く