3月も近くなり、卒業の季節となってきました。この季節、ふと思い出したのでリアル昔話とでもしゃれ込みましょう。
あれは中学の時だったでしょうか、卒業式の時、校長先生が話してくれました。
「家を建てる木の場合、同じ木でも柱になれる木と壁材にしかならない木があります。みなさんはどちらになりたいですか?柱になりたいですよね云々…。」
まあ、こうした話を長々としたわけです。中学生だった私は「柱だけじゃ家にならない。それぞれの部品がすべて合わさってはじめて家と呼べるものになる。それぞれに優劣などない。柱だけが偉いとする先生の話はおかしい。むしろ壁だけの家ならあるし(厳密には違いますがw)壁の方が重要だ!」と口には出しませんでしたが、ひそかにこの先生を軽蔑しておりました。
今にして思えば先生の気持ちもわからず、言葉尻をとらえて悦に入っていたわけです。そう、愚かにも当時の私は気づかなかったのです。
屋 根 こ そ が 最 も 大 事 だ と い う こ と を !
人が二択を迫る時、必ず背中に一番おいしい三番目を隠している。
このことに気づかせてくれた先生を今では感謝とともに尊敬しています。
やーねぇ…