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初心者

レイジーラナ

[レイジーラナ]

キャラID
: UK554-569
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 102

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レイジーラナの冒険日誌

2024-05-28 21:05:36.0 テーマ:その他

繋がると言うこと


  朝 食欲をそそる良い匂いで目が覚める
  精神障害がひどくて
  朝ご飯すら用意できない
  この悩みを打ち明けたら
  作りに来てくれると言うのだ

  そのために家の合鍵を渡したのは
  不用心だっただろうか?
  でも 僕の悲しみの過去の話を聞いて
  涙を流して抱きしめてくれて
  「・・・悲しかったね」と
  同情してくれた人を
  どうしても
  悪い人に思う事はできなかった

  「おいしい?」と毎回 聞いてくる
  答える必要あるのだろうか?
  毎日 食べたいくらいに おいしい

  今日は この人とリハビリを目的にした
  街を歩いてくる

  精神障害がひどくて
  身だしなみすらできない僕は
  この人に何から何まで世話になる

  ヘアブラシで丁寧に髪を解かされる

「長い髪
 腰の辺りまで伸びてるね
 お尻で髪の毛 踏んづけない?」

「油断すると布団から起き上がる時
 ヒジで髪の毛を踏んでしまう」

「女の子みたいだね」

「そこまでコーミングする
 必要あるの?」

「私の下心の準備のため」

「え?」

「その時が来たら話そうか」


    ・・・何をするつもりだ?


「髪 きれいになったね
 元々 髪質は良かったみたい」

「・・・」

「街に行くのが怖い?」

「・・・何十年振りだろう
 行くと倒れると思ってるから」

「大丈夫だよ
 倒れても対応してあげるから」


   ヘルパーって
   そこまで できるものなのか?


  出かける準備ができ街の中心部に
  日曜日なだけあって人で溢れている

「平日に出かけても良かったね」

  障害者である僕は毎日が日曜日
  働ける健康状態ではない

「ミレイさんは平日に都合がつくの?」

「目的地に つきそうような
 ヘルパーの仕事もあるよ
 そういうことにすれば」

「・・・職権乱用になってない?」

「さあ
 久しぶりの世界に飛び込もう」


    緊張はしたけど不安はなかった
    倒れても なんとかしてくれる
    そう思えることが
    どんなに心強かったことか

    二人で歩き周ったあと
    カフェで昼食をとることにした


「サラダ?」

「身体に良いし」

「ケーキとか食べないの?」

「そんな血糖値の化け物
 食べる必要あるのか?」

「砂糖は摂りたくないと?」

「そう」

「貴方のサラダにかかってる
 ドレッシング


   それ絶対
   砂糖 入ってるよ?


「・・・」


     ああああああああああ
     ああああああああああ!!


「叫びすぎ」

「・・・摂ってしまった」

「ちなみに納豆にタレを入れる?
 ケチャップはマヨネーズ
 ソースとかは?」

「食べるけど」

「それらも
 だいたい砂糖入ってるよ?」

「・・・」

「けっこう貴方も甘いね」

「・・・うまいこと言えって
 言ってない」

     
    ウエイトレスがテーブルに
    ケーキを2つ置いて行く

「2つも食べるの?」

「貴方も食べるの」

「え?」

「私だけ食べるの嫌じゃん?」

「いや 僕は砂糖物は」


   フォークの先にケーキの1部を刺し
   口の前に出された


「・・・あの?」

「これが
 どういうことか 
 わかるかな?
 貴方の家にあった


    大量の
    エ〇ラヴストーリー必読してる貴方に
    これが
    どういうシチュエーションか


「ストーリー物をバカにするな!?」

「(あ・・エ〇の部分に つっこまないんだ)」

「僕は食べたくない!!」

「要らないの?」

「引っ込めてくれ!!」

「・・・ダメだよ


     繋がって居る人間が
     自分勝手に生きちゃ?


「え?」

「自分勝手に生きていい人間は
 誰とも繋がって居ない人間だけ
 でも貴方は私と繋がってしまった
 もう独りでは生きられない」

「・・・」

「さあ 選びなさい?


     想いを受け入れるの?

     それとも

     拒絶するの?




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