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自宅の菌類

アオマリモ

[アオマリモ]

キャラID
: RU977-303
種 族
: ドワーフ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

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アオマリモの冒険日誌

2017-09-10 21:13:10.0 2020-12-20 20:49:13.0テーマ:その他

街談機関 その5「ガタラ財宝発掘倶楽部」7

「要するに『必殺仕事人』だな。アズラン時代劇にたまにあるやつ」

「チンケな伝説だね、よくよく聞き飽きた、勧善懲悪モノのダークヒーローじゃないか」

と、怪盗もどきは辛辣に言った。表情も興味なさげだ。こいつは雑談を楽しめないタイプだなと思った。

「否定はしねえよ。けど、話を聞く限りだと、少なくとも俺らの爺さんの親父さんくらいの世代からある都市伝説くさいんだよ。最近の創作物よりずっと年代が古い。むしろその『よくある勧善懲悪モノ』を作った側の逸話だと思う」

「へー…君そういうのに興味あるんだ。頭悪そうな恰好してるから正直意外」

「オイコラ、今なんつった」

「その、いかにも一昔前の火事場泥棒がやってそうな恰好が死ぬほどダサいと言ったのだよ。何そのほっかむり、その『の』の字がいっぱい書かれた頭巾で一体何を偽装しようというんだい?」

「知らねえよ。古典のエンタメ像にダメ出しされてもどうしようもねーよ」

ちなみにこの衣装は、大分前にレンドアの取り寄せ商から『格安のネタ装備』と言われて買ったものだ。面白そうだから買ったんだけど、マジで今日まで全く使い道がなかった。銀行に預けっぱなしにしてたから、久しぶりに見つけて笑ったものだ。

「君はもっとオシャレに精を出したまえ!女の子に寄ってきてもらいたいなら、時代の流行を追い求めてスタイリッシュな恰好を研究したまえよ、今の僕みたいに!奥手で衣装下手なんて、タデ食い虫も好き好んで食べはすまいよ」

「やかましいわ!仕事するためにわざわざオシャレしてくる神経がわかんねえわ!…っていうか、ファッション研究して捻りだしたのがそれってことは、それまさか普段着なのか」

「ああともさ!これさえ着ればあらゆる女の子がイチコロっていう勝負服さ!って雑誌に書いてあった」

「読むもん間違えてんじゃないか?その恰好で白昼堂々出歩いたら、寄ってくるのは女じゃなくてお巡りさんだと思うぞ」

「…婦警さんなら結果オーライだよ!」

「ポジティブ!」

ああもう、こいつの能天気さが羨ましくなってきた。際限なく阿保だけど落ち込みもしなさそうだもん。悩み事皆無なんだろうな。

「話戻すけど、キリンって言ったっけその暗殺者?なんか似たような話をどっかで聞いた気がするんだよね…なんちゃらの神隠し的な」

「え?うーん…神隠しと暗殺者は違うんじゃないか?」

「えーと…そうだ、10年くらい前に村の住人が一晩で消える事件が何件か起こって大騒ぎになったことがなかった?あれも『キリン』の仕業って言われてなかったっけ?」

「ああ、それか。あれはキリンじゃないぞ。それを言うんだったら『呪術王の神隠し』だ」

「あーそうだ呪術王だ!」

と、怪盗もどきは合点がいったというような表情をした。
「呪術王の神隠し」とは、田舎の集落の住人が、衣食住を丸々残して突然集団失踪するというのが、6大陸中の色々な土地で連続して起こったという事件だ。
魔物に襲われたにしては、一切の戦闘の跡がなく不自然だった。世界各国の軍隊は、ヒト種の何者かが人為的に起こしたと推理して犯人探しに乗り出したが、犯人は最後まで捕まらず終いだったそうだ。
当時まだスクールの最下級生だったから、実際に事件名を聞いたのは後になってからだが、当時の大人らが随分ピリピリしていたのは覚えてる。ドルワームからガタラまで軍人が派遣された位だ、世界的に重大な事件だったんだろう。

「その『呪術王』って、どっから出た名前だったっけ?」

「確か、何百年も前にエルトナ大陸に居た人間の呪文の達人が『呪術王』って呼ばれてて、その家紋が被害に遭った土地に刻まれてたとかいう噂が立って、そのせいで犯人の通称が『呪術王』になったって聞いたような…」

犯人がなぜ『呪術王』という伝説的存在を騙ったのかは不明だが、名前を悪用された家系からしたらひどい話だ。実際、当時は本家『呪術王』の家元でも結構な風評被害が出たそうだ。

(続き・http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/127254852654/view/4873103/)
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