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自宅の菌類

アオマリモ

[アオマリモ]

キャラID
: RU977-303
種 族
: ドワーフ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 130

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アオマリモの冒険日誌

2023-06-14 21:56:06.0 2023-06-14 22:11:53.0テーマ:その他

街談機関 その7「勇魔跳梁」7

 「…い、いや、だとしてもです」ホレイスは考え込みながらも、なおも反駁する。

 「突入部隊に彼を参加させるのは、リスクです。囮役としては確かに機能するかもしれませんが、カードが強力すぎます。彼抜きで突入部隊を組むよりも、周囲の魔物が過剰に引き寄せられる可能性がある。突入部隊の八人という人数は、陽動攻撃で引き付ける魔物の数をある程度コントロールできるという前提で組んでいます。あまりに強力な囮要素が入れば、突入部隊の負担が大きくなりすぎる…突入部隊の選抜を担当した者として、賛同はできません」

 ホレイスは迷いながらも、毅然とした態度を貫いた。
 部下の能力と限界を適格に把握している。いい部隊長だなあ…と感心した。

 ポポムは無言で、後ろ頭をポリポリとかいた。論戦は劣勢のようだ。
 これ以上、ポポムに無理筋な主張を続けさせて、立場を悪くされては寝覚めが悪い。俺はもう作戦に参加しなくてもいい、後は個人でなんとかする…ということを主張しようとしたとき。

 「少年。君は何ができる?」

 巨人――フィンゴルという規格外のオーガが口を開いた。その声はヒトのそれというより、太古のぬし辺りが人語を話したら、こういう声なんじゃないか――と思わせる重低音だった。

 「へっ」俺はつい間抜けな声を出した。この会議の場で発言権を与えられるとは思ってなかったからだ。
 「今作戦に当たり、君はどの程度のことができる?魔物やヒトと戦うという観点では、どういう能力がある?」

 フィンゴルは淡々と述べた。

 「えっ、えーと…ダーマ資格ではバトマスがレベル六十、盗賊もレベル六十。片手剣スキルが百ポイント相当の認定を受けてる…ます。呪文は苦手だけど、一応ホイミは使えます」

 「ふむ。はやぶさの剣とホワイトシールドが現在の得物か。ハッピの裏側とズボンには何を『仕込んで』いる?」

 「っ!?」

 俺はにわかに驚いた。腕や腰に帯びた武器はともかく、服の裏側にも武器を隠していることをあっさり見抜かれるとは…いや、俺が隠すの下手くそなだけか。
 「…ハッピは手裏剣を突っ込んでいる。ズボンの側は花火と鎖分銅だ。ウィングタイガーあたりなら、花火で爆殺できるぜ」

 部隊長たちがどよっと湧いた。いくら冒険者といえど、個人で火薬を持ってるのはちょっと異端だろう。
 「ショートレンジからミドルレンジ向き。戦闘力は水準に達しているものの、どちらかというと対人戦の適性である。また、花火で戦うなら、複数の仲間と固まって戦うのは適切ではない。味方を誤爆する可能性があるからだ。ホレイスの言う通り、突入部隊には向かない」

 フィンゴルは淡々と不合格の旨を突きつける。重低音で理路整然とたたっ切られると、普通のヒトに詰められる以上のプレッシャーを感じる。
 無言で床を見つめる俺を見て、なおもフィンゴルは質問した。

 「君は、呪術王の襲撃を受けたと言ったな。次に彼と戦ったとして、勝算はあるか?」

 「――あります」

 きっぱりと言った。
 そこは事実だ。一度負けた相手だが、お膳立てさえあれば、俺と呪術王でタイマンを張って勝つ自信があった。
 奴には明確な弱点がある。次に戦えば、今度は勝てる。そんな確信があった。俺としては珍しいことだ。
・続き: https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/127254852654/view/7501349/
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