こんばんは、アオマリモです。
7月中旬ごろ、長年執筆してきた小説「街談機関」が完結しました。
書き始めてからなんと7年も経っての完成。連載初期に読んでくれていたフレさんも大半が引退し、歳月の無情さを感じてます。
完結してからしばらく忙しく、後書きも書く暇がなかったんですが、ようやく暇が見つかったのでつらつら書きます。
当小説は、昔々Twitterにおいて開催されたRPイベント「レンドア帝政 レンダーヒルズ編」に参加したのが端緒となって誕生しました。
その辺の経緯は以下の日誌に記載しております。
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/127254852654/view/4367526/
街談機関は、「レンドア帝政 レンダーヒルズ編」の前日譚に当たります。エピローグに「to be continued to レンドア帝政 レンダーヒルズ編」と記載したのはそういう意味です。
この構想は小説を書き始めた当初から考えていましたが、想像以上に話が膨らんだ結果、帝政とはあんまり関係ない内容となりました。
今となっては、2つの物語は随分矛盾点を抱えてしまいましたが、細かいところは気にしないでくださるとありがたいです。
当時は、レンドア帝政に登場した他プレイヤーを登場させることも考えてましたが、気づいたときには展開がカッチカチに決まっており、とてもそんな余裕はなく。前日譚とは名ばかりの別物となりました。
ポポムがゲーム中と性格が違ったり、ちらっとレンダーヒルズの話が出たりしたのがその名残です。
同様の理由で、我が大劇団から「出して~」と言われても対応できなかったのである。許せ、団長。
頭の中では、ボルジア大統領がフィンゴルとガチンコするとか、おまけの話があったりしますが、その辺は気が向いたら書きます。あと、許可が取れたら。
小説の途中から、数字表記が英数字から漢数字に変わってますが、これはある年にアンソロジー参加したのをきっかけに、「小説は漢数字で書いた方がいい」ということを知った上で方針転換しています。
それより以前の日誌では英数字のままにしているため、双方入り混じった中途半端な状態です。直す元気はないです。
今後、街談機関を本にまとめることを考えているので、その時直すつもりです。
帝政において「用心棒ジャック」というキャラが生まれてしばらく、帝政に出すまでもない裏設定が膨らみに膨らみ、気がついたら小説を書き始めてました。
裏設定から小説に姿を変えた契機は、今となっては思い出せないです。確か、エピローグに出した「2年も待たせちまった」という台詞がふと浮かんだとき、「あ、これ小説にした方がいいな」と思った…ような気がする。
浮かんだ台詞が終盤も終盤の情景。いくらなんでも一足飛びすぎない?と思いながら、そこに至る道程を構想し出し、7年。プロローグができ、世界樹の葉の話ができ、怪盗もどきと化け狸が誕生し、云々。石を積み上げるように、エピソードをコツコツと。そして今に至る。
…いやあ、なんでこんなに集中力が続いたんだ、自分?
多分、こんな複雑な話は二度と作れません。一作の中に書きたいこと、やりたいこと全部詰め込んだ。
いつの間にか、人生の必須タスクになるくらい、「これができるまで死ねない」と思うくらい、重っ苦しい作品になりました。
大して読まれなかった気がしますが、それはそれ。書いた時点で満足としましょう。酷評は怖いし。
さて、書きたいことは書けたんですが、今読み返すと死にたくなるくらい初期の話は下手くそなんで、改稿したいなと思ってます。
上でも書きましたが、街談機関を本にまとめて、少部数を仲間内に配って当作品の〆としようと思います。
番外編とかも書きたいんですが、そこは時間ができたらにします。気長に待ってください。
広場において気まぐれに街談機関を開いてくれた方。
最初だけ読んでくれた方。最後まで読んでくれた猛者もまとめて。
手に取っていただき、ありがとうございました。またなんか書いたら読んでください。
<了>