前回は・・魔瘴に侵されたマスト王を救うべく 新たに加わった仲間ガルサとともに
王解放の方法を探る
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ミカウ「それじゃー シンキングタイムと行きますか」
ウィザ「王を包んでいるもの それが魔瘴でないとすれば また別の動き方が必要になってきます」
センド王「あの様子は 何者かに操られているといってもおかしくないくらいでした」
ミカウ「確かに ちょっと普通じゃねーぜ」
ガルサ「実は僕も魔瘴に侵された王に謁見したとき 王を取り巻いているエネルギーの中で何かがうごめいているのがわかったんです」
ミカウ「もしかすると そいつが魔物で 王を操ってるといったところか」
ウィザ「となれば 相手は敵にとりつくことのできるものか
それならいい ちょうどそれにうってつけの対策があります」
ミカウ「!」
ウィザ「この町の北のほうに洞窟があるのですが その洞窟の中には泉が広がっていてるんです」
「その泉の水は聖なるものそのもの つまり王にその水をまき 聖なる力を宿せば敵はそれに耐えられなくなり 外に出てくる」
「聖なる光を苦手とする魔物の生態を利用した作戦です!」
ミカウ「おおーそいつはいーじゃん」
センド王「では話は決まりですね その水を取りに行きましょー」
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アルスカ王国から少し歩いたところにその洞窟があった
ミカウ「おおーきれいなところじゃないかぁ」
ウィザ「奥にある水こそ 先ほど言った聖水です」
ミカウはビン一杯にその水をくみ上げた
水をためたビンはまぶしくきれいな輝きを上げている
ミカウ「これで これで王を救える!」
ウィザ「よし!ではこれをマスト王に!」
玉座に向かった一行は玉座の入り口にいたゴラトムに事情を説明した
ゴラトム「おお!王を救う方法を!? ありがとうございます!早速試して下さい!」
玉座では相変わらず王が邪悪なオーラに包まれこちらを鋭くにらみつけている
マスト王「おのれぇ・・またきさまらぁかぁ・・」
ミカウ「あわてるなよ 今王の中に潜んでるてめーをあぶりだしてやるぜ!」
ミカウが聖水を高く掲げるとビンがそこから光った
ミカウがビンを振りかざすと 中の水が飛び まっすぐマスト王に直撃した
マスト王「グヌオオオオオ・・・・」
マスト王の体が聖なる光に包まれ取り巻いていたオーラが消える
マスト王「おのれぇ!よくもこの俺の正体にぃ・・!」
マスト王の体から巨大なまがまがしい闇の塊が飛び出した
「チッ 王の体はなかなか居心地がよかったのだがな」
闇の塊は地面に勢いよく着地し そこから徐々に体が作られていく
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「我が名は魔瘴体ガルバース!魔王ファルザ―様の吹き付けし闇の魔よ!」
ミカウ「よーやく姿を見せたか おらおらこい~」
ガルバース「よかろう ファルザ―様の仇!今こそ取ってくれる!」
身構えるミカウ 後ろにはウィザたちもいる
ウィザ「奴を倒して王を助けましょう!」
ガルサ「あいつをぶっ倒してやれば王は助かるぜ」
ミカウ「よっしゃー いくぜ!」