前回は・・ルートの探索に向かうミカウたちに謎の男が現れる
男は王軍の中でも一部の人しか知らない情報まで握っていた
ミカウたちはPTメンバーを含む王軍の中にスパイが潜んでいることをにらむ
そんな中でもミカウたちは次の地フィントへと向かう
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ミカウ「あ~4つ目の異変~ 解決したら~ あとは~ひとつ~ 世界が~元通り~」
フィンとは風の都として知られている
フィントの王は風読みとしても有名で運命を語る風読みの王の異名もある
和風なフィントでミカウたちの戦いが新たに始まる
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ミカウ「いい感じのところですね~」
ウィザ「フィントはアストルティアでは数少ない和風都市ですからね」
「この地には古くから運命を悟る風が吹くといわれています」
「その風の言葉を読むものこそ真の風読みとして呼ばれています」
ミカウたちはフィントの町の雰囲気に染まりながら 城まで向かった
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センド王「失礼します」
玉座にはフィントの王ラウルスがいた
ラウルス「はるばる遠い地へよくぞお越しくださいました」
センド王「各地の異変を解決して回る中 なんでも 風のざわめきが聞こえるということですが」
ラウルス「ええ それも今回は相当なもので・・」
センド王「というと?」
ラウルス「場内に暗殺者が送り込まれたと!」
センド王「!」
ミカウ「暗殺者・・」
ラウルス「ここ最近しばらくの間 風のざわめきを耳にしていませんが
異変のさなかのこのざわめきをどうしても偶然と思えなくて・・」
センド王「おそらく 魔王軍の余波でしょう」
「暗殺者について何か心当たりというのは」
ラウルス「風たちはすでに城の者として紛れ込んでいると語っております」
ミカウ「場内か! つまりはだ! 奴らはこうして王に付け入るスキを探っているはず ですが 俺たちが来たからにはもうご安心ください 暗殺者を必ずや倒して見せます」
ラウルス「ありがとうございます しかし 皆様も本日の所はお疲れでしょう
皆さん方には城内の客室を開けておきます そちらを お使いください」
ミカウ「ありがとうございます」
ミカウたちはそれぞれの客室に案内された
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部屋は広めの和風でいくつかの部屋が置かれている
そのうちの一つの部屋にミカウは入った
部屋全体はとても広く ざっと2~3人は入れるほどだった
部屋でしばらく体を休めたのち
ミカウは隣のセンド王の部屋へ向かった
ミカウ「失礼します」
センド王「おお ミカウさん」
ミカウ「念のため城内の守りの確認は厳重に行っているように伝えました」
「内通者のことも頭に入れておかなくてはならないので」
センド王「スパイの存在の判明と暗殺者か・・・」
「最近各地で異変を解決するうちに いろんな疑問が出てくるんです」
ミカウ「というと?」
センド王「この余波 すべてファルザ―が施したものなのか
それにしては 全体的な動きが細かいような
本当は何かもっと大きなはかりごとが裏で起きているのではと
この前から思ってしまいましてね」
ミカウ「確かに 単に各地にを支配粋に入れたいのであれば わざわざ軍に 内通者を配置する必要はない さらには内通者が敵の手助けをするとは思えない」
2人は一室で神妙な顔つきで話している
その会話を裏庭の方から 例の 顔を隠した男が聞いていた
???「・・・さま いよいよです」
男はBluetoothに手をかけ つぶやくように言った