前回は・・厳重に敷かれた警備の中玉座に入り込んでしまったカリファ
そのころミカウたちは暗殺者出現を受けての集会をしていた
闇の中で暗殺者もだんだんと動き始めていく
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ミカウ「とりま 夜には確実にまたあの暗殺者は侵入してくるだろう
そこをぶっ叩くのもありかもな」
ウィザ「ええ 今玉座に敷かれている並みの警備が必要ですね」
ミカウ「まー対策部たちだけじゃーしんぱいだからぁ 俺も行くぜ」
センド王「ここは全員で出たほうがいいでしょう そのほうが 確実に倒せる」
ミカウ「よっしゃ 決まりだな とりま今からでも玉座にはったりますかー」
センド王「ですねーぇ」
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カリアムナ「暗殺者もこれだけの兵力で守られた玉座には立ち入りなどできませんね」
ラウルス「本当に安心です」
カリアムナ「ふふふ」
そのとき扉が静かに開かれた そこにはキズだらけの兵士が数人いた
カリアムナ(! やつらめ・・やはり息の根を止めておくべきだったか・・)
ラウルス「!どうしたのだ! そのキズは」
兵士「あ・・ん・・さつしゃが・・」
ラウルス「あ・・暗殺者だと!」
兵士「ここに 目の前にぃ・・・・」
兵士はカリアムナをまっすぐ指さした
カリアムナ「なっ 何を根拠にそんなことを
この不届き者 玉座ひとつ守れずして 私に罪を擦り付けてくるとは」
カリアムナ「そこまで言うならば 証拠を見せてみろ! 私が暗殺者だという証拠をな!」
カリアムナは短剣を突き付けた
兵士「その剣だ 血がついている 俺たちを・・」
カリアムナは兵士が言い終わるか言い終わらないかのうちに目の前にいる数人の兵士を一瞬で切り裂いてしまった
ラウルス「!」
カリアムナ「ばれてしまったものは仕方がない いいだろう!
貴様ら 兵士が束になってかかったところで この私にはかなわん!」
ラウルス「や・・やつをたおせ!」
兵士たち「うおおおお」
カリアムナはラウルスの玉座に近づきながら 自分に切りかかってくる兵士たちを次々切り裂いていった
ラウルス「あ・・あ」
兵士が後ろから切りかかる
カリアムナ「とまれ!」
「それ以上進んだら切り裂くぞ 私は無駄に命を切ることはしたくないのだ」
「王 実は昨夜もこちらには立ち寄らせていただきました
邪魔者が入って 計画は失敗に終わりましたがね」
ラウルス「・・」
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ミカウ「あー作戦会議がおわったら暇じゃなー」
ジルバ「玉座 見てきます?」
ミカウ「よーし 完璧に警護されている 玉座を見学でも行きますかー」
センド王「その警備を後日から センドでも実践しますか」
ミカウ「俺らだけでもーじゅーぶんなセキュリティーっすよ」
ミカウたちは和やかに会話をしながら玉座へむかった
しかし一行が
玉座の前にたどり着くと同時に笑顔が消える
ミカウ「おい・・これ へーしだろ」
ウィザ「まさか 暗殺者が!」
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カリアムナ「今回の暗殺は久しぶりに少しダイナミックス過ぎたようだ
以降からはもうすこし気を付けよう」
カリアムナはラウルス王に向かって剣を振り上げたその瞬間 扉が勢いよく開いた
カリアムナ「!」
ミカウ「とまれ!暗殺者」
カリアムナ「!」
ミカウ「てめーだったのか カリアムナ!」
カリアムナ「ふははは なんという好都合! 狙うものがこの玉座に集まってくれた!」
ミカウ「この中で倒されんのは1人! それはてめーだ!」
ウィザ「超ザオリク!」
ウィザの魔法で玉座で倒された兵士が全員復活した
ミカウ「よっしゃー 生き返ってよかったなー
後は俺たちに任せてくれ! ちょっと逃げててくれ!」
兵士「え・・しかし」
ミカウ「これ以上犠牲は払いたくない 次に会う時には暗殺者を倒したという
ほーこくを入れますんで」
兵士「わ・・わかりました それでは後はお任せします」
ウィザ「守護魔法陣!」
ラウルス王の周りに魔法陣ができた
カリアムナ「さて 準備はいいか」
ミカウ「2回目は完全にぶっ倒してやるぜー!」