前回は・・いくつもの戦いを終え 無事センドに帰還!
残るは 仮面の男と内通者…
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センド帰還の翌日
ウィザ「ん~ 久しぶりによくねたぁ」
ジルバ「確かにですね~それにしても 大きな城ですね ガレスリアの町とはものすごい差ですよ」
センド王「おー お褒めにあずかり光栄ですよぉ~」
ミカウ「ひとまず 少しはゆっくり休んでやるぜー」
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玉座を出たウィザは書庫に向かった
ウィザ「ん~ 久しぶりに 蒼天のソウラを読むかぁ~」
ウィザが大きく伸びると その視線の先にある本が目に留まった
ウィザ「?」
気になったウィザがその本の前まで行った
ウィザ「!」
「魔炎将の脅威」
ウィザはその本を手に取ると席に座りゆっくりと呼んでいった
「かつて 魔王ファルザ―が全盛していたころ アスガルスではもう一つの脅威があった」
「むしろファルザ―以上といってもいいかもしれない 魔炎将ガルゴルスという凶悪な魔物の存在だ」
「その魔物が炎を放てばひとたび あたりは火の海と化し あらゆるものを炎が飲み込む」
「ファルザ―軍を押すことで 安堵していた人々を再び絶望の底へとたたき落とした 魔物で当時は「破滅の使者」という呼び名があったほど」
「その魔炎将はもう一体の凶悪な魔物ともつながっていた 「終界の大魔神」
という凶悪な魔物とも共にいた」
「ファルザ―の他にその2体の魔物を脅威と感じた 勇者ギルザが終界の大魔神を自分の剣の中に 魔炎将を魔界のさらに底 「魔界帝の辺獄」へと封じ込めた
同時にファルザ―を魔界に封じ込めることで アスガルスから脅威は完全に去った」
「しかし 彼らは倒していない ただ封印しただけにすぎない つまりファルザ―との戦いはいつか必ず来る しかしこれだけは信じたい」
「聖剣の後継者として ファルザ―を倒す者が現れることを」
ウィザは本を読み切ると静かに閉じた
ウィザ「なるほど 魔炎将ね」
ウィザはその本を棚に戻した