前回は・・試練の塔を超えてついに最深部にたどり着いたミカウたち
最深部で待ち構える試練の守護者と戦いを始める
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守護者「では 行くとするか!」
ミカウ「うおりゃああ」
ミカウは高く飛び上がり 力いっぱい剣を振り下ろした
守護者はそのミカウの一撃をガードした
守護者「ほほう さすがは勇者の力を持てしもの 響く力が違う」
守護者は両腕を勢い良く前に払い ミカウを吹き飛ばすと
高く浮き上があり そのまま落下し衝撃波を放った その衝撃波にミカウたちは立っていられなくなった
守護者はその隙に腕を大きく振るい 目の前にいたミカウたちを一気に吹っ飛ばした
ミカウたち「うわあ」
ミカウは素早く立ち上がり 剣を構えた
ミカウ「超渾身切り!」
後でウィザも立ち上がる
ウィザ「神速メラガイアー!」
ジルバ「木っ端みじん切り!」
センド王「烈風さみだれ突き!」
ファルザ―「ヘルダークラッシュ!」
守護者「ぐうう」
守護者はミカウたちの総攻撃に 大きく後退した
しかし その体にはキズが一つもついていない
ミカウ「なんてやつだ これだけ攻撃をしてるのにキズ一つ・・・」
守護者「さよう 今我が体にはあらゆる攻撃によるダメージを抑えるバリアフィールドが流れている」
「魔界帝の体にも闇の力によって生み出された衣がまとわりついている」
ミカウ「つまり ここでは そのバリアを消し去る技が覚えられるといった感じかな?」
守護者「さよう この力を使いこなすことが 魔界帝に立ち向かう方法の一つ」
「そなたならば たやすく我がものとできようぞ」
ミカウ「おお」
守護者「まずはそなたの体に流れる勇者の力 それをつかみ取り 剣に集中させるのだ」
ミカウ「この剣に?」
守護者「うむ」
ミカウは力を集中し始めた
守護者「勇者の仲間よ! その間はそなたらが壁となるのだ!」
ウィザたち「はい!」
ウィザたちは守護者に総攻撃を仕掛けた
守護者「ぐうおおおお」
守護者は大きく後退し ひるんだ
守護者「ふふふふ そなたの力もなかなかなものよ!」
「では我も一つ反撃と行こう!」
守護者はかざした両手から波動をはなち ウィザたちを吹き飛ばした
守護者「さあ 勇者が危ないぞ!」
守護者は手から巨大なエネルギー弾を放った
ウィザ「!!」
エネルギー弾はミカウに向かってまっすぐ飛んでいった
エネルギー弾はミカウの胸に勢いよくぶつかった その瞬間ミカウの体が輝いた
守護者「!?」
ミカウの体から放たれた光が エネルギー弾を包み込みミカウの体の中へ吸い込んだ
守護者「なに 我が力を吸収しただと!?」
攻撃を吸収したミカウはなおも光輝いている
守護者(あの技は勇者ギルザでも修業を要した技 それをたやすく使うとは・・)
(彼は勇者の中でもまれにみる天才かもしれぬ!)
ミカウ「特大エネルギー弾をありがとう! おかげで力がわき出したぜ!」
「今なら打てそうだ バリアを破壊するあの技を!」
ミカウは大きく振りかぶった剣を振り下ろすと刀身からまばゆい光を放つ 波動が飛ばされた
守護者はとっさにガードの態勢をとったが その腕をも突き抜け 守護者のバリアを破壊した
ミカウ「おお! 成功かな!? よし ならば一気にいくぜ!」
「剣が叫んでるぜ てめーをぶったぎれると!」
ミカウは高く飛び上がり 空中から剣を振り下ろした
守護者は大きく後ろに吹っ飛び 手足からだがバラバラに分離した
だがやがて その体がまた元通りに戻った
守護者「素晴らしいぞ 勇者の力の一つ 開断の剣をものにしたな」
ミカウ「ありがとうございます」
守護者「そして そなたは強力な技も持ち合わせている」
「どうやら そなたはまれにみる天才のようだ」
ミカウ「おお マジなんですか!」
守護者「さよう その力は 大いに役に立つことであろう」
守護者がそういった時 壁が粉砕されて何かが飛び込んできた
それはダックルーだった
ダックルー「ふはー! あの大砲の威力はハンパじゃねーな! よしあれをお宝にして・・ん?」
「これは! クリスタルの鎧か! これはまた素晴らしいお宝を・・」
守護者「何者だ! 用なきものよ 早々に立ち去るがよい!」
守護者は大きく腕を振りかぶった
ミカウ「あ!待ったそいつは・・」
ミカウがいい終わらないうちに守護者の拳はダックルーをまっすぐ突いた
ダックルー「なんだこの宝あぁぁぁぁぁ!」
攻撃を受けたダックルーはそのまま壁を粉砕して外に吹っ飛んでいった
守護者「うむまあとにかくこれで修業は終わりだ だがまだ目覚めさせるべき力はいくつもある その力をすべて解放し 闇を終わらせるのだ」
守護者「そなたはこの世界の希望なのだ」
ミカウ「あ」
守護者「たのんだぞ!
ミカウ「はい!」
こうしてミカウたちは一つ目の力を解放してアルスカの街へ戻っていった