ミカウの冒険日誌

前回は・・試練の守護者を倒し力を解放したミカウたち
ミカウたちはこのことを報告にマスト王のもとへ戻る アルスカ城の玉座
扉が開かれミカウたちが入ってくる
ミカウ「失礼します　報告にまいりました」
マスト王「おお　これはこれはミカウ殿　果たして試練の方は」
ミカウ「見事クリアです！」
マスト王「おお！　それはよかった！　やはりさすがはミカウさん試練の一つや二つ　簡単に乗り越えてきましたね」
ミカウ「まわりの仲間の助けがあったからです」
マスト王「謙遜することはない　試練の守護者を倒せたのはまぎれもなくあなたの中にある勇者の力が光ったためです」
「その光が　この先も永遠に正しく使われるよう願っていますよ」
ミカウ「はい！」
マスト王「次は　荒々しき岩山ガレスリアへ向かうのです　その地にも勇者の力が眠っています」
「魔界帝が復活して世界が闇に落とされようとしている今　この闇を終わらせられるのは　あなたただ一人です」
ミカウ「任せてください！」
マスト王「うむ」
ミカウたちは玉座を後にした
ミカウ「あ～　なんとか無事に一個目の試練クリアですね！」
ウィザ「ですね～　そして次はガレスリアですか」
ミカウ「あそこの試練はまたハードそうだぜ」
ミカウたちがそんな会話をしながら　歩いていると　
前から　ダックルーが走ってきた
ダックルー「おお！　冒険者さんたち！　いつか会えるとは思っていたけど　まさかこんなすぐだったとはな！」
「よし！　あんたらがこのあたりを冒険している間に　俺はこーんなお宝を手に入れてきたぜ！」
ダックルーは懐から　金ぴかのブーメランを出した
ダックルー「こいつはこの近くの洞窟から見つけ出したものだぜ　なんでもそいつはでっかーい岩なんかも簡単にぶっ壊してしまうらしい」
「そいつがあれば　あんたたちの旅もはかどるだろうな！」
ミカウ「おお！　ありがとう　じゃこれはもらっていくよ」
ダックルー「おうよ！　また会った時　そん時はまた分け前をやるから　そこらへんでくたばるんじゃねーぜ」
ミカウ「ああ　ありがとう」
ダックルー「あ！　そういえばまだ名前を聞いてなかったな！」
ミカウ「お！　おれはミカウっていうぜ」
ダックルー「うおおお　いいなまえじゃねーか　いろんな魔物とかぶっ倒してそうな名前だな！」
ミカウ「ふふ」
ダックルー「よし　俺もそろそろ次のお宝を求めて　旅をするぜ　お互い頑張ろうぜ！　じゃーな！ミカウ！」
ミカウ「しーゆー！ダックルー！」
「なんか　いい奴だな」
ミカウは手にした金のブーメランに目を落としながら言った
走り去ってゆくダックルーを見送ったミカウたちはアルスカの街の宿に泊まると翌日ガレスリアに向けて　出発した