前回は・・レセリアに襲い掛かってきたマーガナーを倒したミカウたち
倒した瞬間城の兵士たちに取り囲まれたミカウたちは城へと案内された
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兵士「こちらです」
ミカウたちは兵士に玉座の間へと通された
玉座には威厳のある王様の姿があった
「あなた方がミカウ殿か」
ミカウ「はい」
「この地に魔王ジャイルバークめが復活してからというもの あなたの存在にすがっておった」
「この地を堕とさんとす 魔王ジャイルバークはあなたにしか倒せない そして ラミナスよお前の支えもな」
ラミナス「はい」
「申し遅れた 私がこのレセリアの国王 セドリアだ」
セドリア「この地は魔王との宿命の関係にある そして その運命の時がいつか来るとされていた それが 今ということなのだ」
「しかし あなたの胸の内からは底知れぬ力を感じる これは魔王の闇をも祓いのけんとするほど」
「この力を高めれば 魔王を打ち倒すことができよう」
ミカウ「そのために 僕たちは今世界を回り 腕を上げております」
セドリア「うむ 内に秘める力も成長しているようであるな」
「この地に魔王が降り立ったことにより 新たに魔の手が放たれた それは5つほど そのうちの1つは そなたたちが倒してしまったようであるからな 残りは4つほど」
「これらの魔の手を払いのけた時 魔王との戦いのときは来るであろう」
「その時までは 私も力を尽くし この城を守って見せようぞ」
ラミナス「お父様」
セドリア「何 心配はいらぬよ そなたたちは安心して この地を巡るとよい」
「そうだ 勇者たるそなたたちには見せておかねばならぬものがあるな」
セドリア「ついてきてくれ」
ミカウたちはセドリアの後を追って 屋上へと向かった
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セドリア「ここが 守護の間 外からの悪からこのアストルティアを守るもの」
セドリアは前にある巨大な剣に手を置いた
セドリア「この剣がある限り このアストルティアは安全なのだ」
「私はこの地の王としてこの世界を守り続けなくてはならない」
「そのためにこの剣は何物にも渡してはならないということなのだ」
「さあ 硬い話はこれくらいにして 食事と行こうぞ」
「腹ごしらえをして 戦いに臨むのだ」
ミカウ「よっしゃ ありがとうございまーす!」
セドリア「ふふ 我が城自慢の料理を召し上がるのだ」
ミカウたちは広間に移動した
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広間に移動したミカウたちは並べられたごちそうを食べていた
セドリア「さすがは勇者 見事な食べっぷりですな」
ミカウ「さすがは 城の料理 あたりとは格が違います」
セドリア「ほほう この料理 指南しているのは私なのだ ふふ」
ミカウ「ふぉ~ 王様クックセンスも神なんですねー!」
ロスキー「こいつはすげーぜ 力がみなぎるようだぜ」
ミカウたちは料理をたくさん食べ そして 客室で一夜を明かした
そして翌朝・・
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ミカウ「いろいろとありがとうございました! それでは アストルティアをめぐって 力をつけてきます!」
セドリア「ふむ たくましくなった姿を楽しみにしておるぞ」
ミカウたちはレセリア城を背にして走っていった