前回は・・飼育室に突如現れた魔竜木グランドコア
ミカウたちはこの魔物を迎え撃つ

ロゼフ「そういえば 早くしないと昼休みがおわってまーうな~」
ミカウ「あ~ それ! よ~し そのためにも こやつには少し覚悟をしていただかなくては!」
ミカウは高く飛び上がり 一撃入れた
グランドコアは首を勢いよく振った ミカウはその攻撃を後ろにかわし 首筋に沿って 剣で切りつけた
グランドコア「リーフラッシュ!」
グランドコアは全身を震わせた すると背中に生えた木の葉っぱが 刃のように鋭くなり ミカウたちに襲い掛かる
ミカウは素早く剣を 振り 葉っぱを叩き落とした
ナミオは素早く飛んできた葉っぱをかわし その後ろでロゼフが見事な蹴りで 葉っぱを叩き落とす
ロイス「うおおりゃ!」
ロイスはグランドコアの額を勢いよく殴った
そして グランドコアが ひるんだすきに ナミオが素早く走りだし 頭を踏み台にして 背中に乗った
そして 背中の木を思いっきり 蹴り上げた
その衝撃でグランドコアの体が 空中で大きくのけぞり 地面に倒された
その時 エレア先生がさすまたをもって グランドコアの首を押さえつけた
グランドコア「ぐおおああ」
エレア「これ以上飼育室を危険に冒すことはしない!」
グランドコア「ぐぐぐぐぐ」
「ぐらあ!」
グランドコアは全身からすさまじい衝撃波を放った
その瞬間 エレア先生の他にあたりにいた人の体が全員吹っ飛んだ
グランドコア「ぐらああ!」
グランドコアははげしいほのおを噴き出した
あたりが火の海になる
ロゼフ「こいつは ドラゴンって本当に火を噴きまくるんだな」
グランドコアは顔を高く上げ おぞましい咆哮を放った
その 衝撃にミカウたちの動きも止められる
その時 巨大な水の波が 飛んできて あたりを包む炎が消え去った
水を巻き起こしたのは グランだった
グラン「何かわからないけど 俺も飼育室のみんなに迷惑をかけたみたい」
「だから 俺は これでつぐなう!」
グランは尾びれで水を 思い切りかけた
水を掛けられたグランドコアは一瞬ひるんだ
その時 フラスコが飛んできた
ミカウ「あ」
爆発の予感を察知したミカウは軽く後ろに下がった
ミカウの予想通り フラスコはグランドコアに当たった瞬間大爆発した
ロゼフ「ふお~!」
ナミオ「きたー! ウェリオスマジック!」
飼育室の入り口から ウェリオス先生がくる
ウェリオス「さて ドラゴンちゃん こっちは午後の授業もあるから そろそろ やられてもらおうか!」
ウェリオスはフラスコを指ではじき 息を吹きかけると
グランドコアに向かって投げた
フラスコはグランドコアの背中の木に当たると 粉々にわれた
すると 中から出てきた 液体がグランドコアの背中の木を一瞬で枯れさせた
ウェリオス「まったく こんな奴が現れるなんて 飼育室も物騒になったものだ」
「あいつは 背中の木から少しずつ養分を吸い取っている それをスタミナに変えていたんだ」
「これこそ 俺の化学式が出した答え!」
「さあ ミカウよ今奴は背中の木を失って 弱っている とどめを刺すなら今だ」
ミカウ「任せろって~ ウェリオっち」
「この一撃は学校すべての力だ それを今 お前に振り下ろす!」
ミカウは力をため 剣を振り下ろし グランドコアを一刀両断する
グランドコア「ぐはあぁぁぁ」
グランドコアは紫の煙に包まれ 消え去った
ウェリオス「さて 今回も一件落着であるな」
ウェリオス先生がそう言った瞬間昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った
ミカウ「あ」
ロゼフ「ちょうど 昼休みも終わったか」
ミカウ「じゃ 5時間目いってきますか!」
ウェリオス「そういえば 5時間目の化学は2-3だったな」
ミカウ「おー! そういえば~ そうだったー」
ウェリオス「では 準備があるので 先に失礼させてもらおう」
ウェリオスは去っていった
エレア「みんなも ありがとう! もしみんながいなかったら 飼育室がひどいことになっていたよ きっと」
ロゼフ「これで パックスローマーナのように平和な時が流れてくるでしょう」
「さて 5時間目に遅刻しないうちに戻るとするか」
ミカウたちが去ろうとすると
飼育室の魔物たちが来た
アルミン「ぴっぴー!」
イエッタ「ミカウ~! 今度の生物基礎の授業もよろしくな~!」
どろにゃん「また 楽しく勉強しよ~!」
ミカウ「だな~! みんなもエレア先生と平和に 楽しく授業をやってくれよ~」
ミカウたちは飼育室を去っていった