前回は・・ついにあかされた黒幕
その正体は美術担当のラフォラン先生だった
ミカウたちはラフォランを前に推理を行う
その後 ラフォランの攻撃を受けるミカウたちだったが 何者かに助けられ?・・・
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ミカウ「は~ うまくいったな」
ウェリオス「討伐隊のコンビネーションとはナイスなものだ」
ミカウは事前にウェリオスたちにこのことを話していた
そして やばくなったら 助けてちょ ともゆっていた
ロゼフ「しかし 黒幕が分かった以上 あとは前進あるのみというわけだが」
「実は俺たちは黒幕を探すと同時にあることを調べていた」
「この学校とセレドにある高校のつながりをね」
ミカウ「グランゼドーラ高校とセレド高校が?」
ロゼフ「ああ じつは 今から6年前 セレド高校が魔物による攻撃で壊滅しかけたことがあったんだ」
「その時 セレド高校内は大パニック 一時はセレド警察 そして 名うての冒険者も出向く事態になった」
ミカウ「昔セレドでそんあことが?」
ロゼフ「ああ 調べた通りな」
「で 実はその時に片割れした魔物がこのグランゼドーラ高校に流れ込んできた」
「で・・ その魔物を迎え撃ったのが・・」
ウェリオス「俺だ」
「その時 まだ俺はこの高校に赴任したばかりで 副担任をやっていたが 襲われたのは 俺の副担のクラスの奴だった」
「このときから それなりに使っていたこのフラスコ爆弾でどかーんとな」
「しかし 思わぬところで実用性を感じてしまって それからは改良の日々であったがな」
ミカウ「で その件が なぜ 今回の件とかかわりが?」
ロゼフ「その時 セレド高校はひどい状態まで襲われていた」
「しかし 一つだけ 無傷だった部屋がある それが美術室だ」
ミカウ「それって」
ロゼフ「ああ この件の黒幕 ラフォランの前任校はセレド」
ナミオ「つまり 奴はセレドでも同じことをやっていた そして向こうではそれがうまく行っちゃった ってわけか」
アリアン「でも こっちではミカウたちとかウェリオス先生たちがその計画を打ち砕いた」
ロゼフ「目的は違ったがな」
ウェリオス「当時セレドには手ごわい魔物たちがうじゃうじゃいる巣窟があった」
「その 真近くのセレドの街で 魔物がらみの騒ぎを起こせば そいつらは 当然寄ってくる」
「そこで その魔物たちを統率するのが目的だった」
「しかし 思った以上に素早く動いた冒険者やセレド警察が 魔物を討ち取って騒ぎをすぐに沈めたため 巣窟の存在が明らかになって その数日後にその魔物の巣窟は制圧された」
「で その時から抱えていた最終目標がどうやらこのグランゼドーラ高校だったらしい」
ミカウ「じゃあ ラフォランはここをやるつもりで 来たのか?」
ロゼフ「ああ さっきラフォランがいっていたことはハッタリではない 実はこの地では本当にある強大な魔物が討ち取られたんだ」
「しかし その魔物はどうやら完全に討ち取られたわけではなく 力を封印されたというわけで ここにあらゆる力を注ぎ込めば 封印された力にエネルギーがあつまり魔物が具現化するというわけだ」
ミカウ「なるほどな 魔物たちはそれを狙ってたびたびここを狙った そして その司令官が堂々と学校内に転がり込んでしまったというわけか」
ロゼフ「ああ 俺たちがこの魔物事件について頭を悩ませていたら シルフィア先生が Please read this bookってこの セレド高校の事件の本を進めてくれたんだ 図書室にある奴だけどね」
ミカウ「なるほど このグランゼドーラ高校をどうにかして 魔物を復活させようとしているようだが そうはさせないぜ! 俺たちが食い止めてやるぜい!」
ロゼフ「じゃー!」
ウェリオス「さあ ここから討伐隊の仕事が本格的に幕を開けるぞ!」
ミカウ「しゃー! がんばりまーす!」