前回は・・前から噂だっていた協力者の正体はロゼフだった!?
ミカウたちはロゼフと激闘を繰り広げるが その力を前に倒されてしまい ミカウに最大のピンチが訪れたその時
勝ち誇るロゼフの首元にナイフが突きつけられた

ロゼフは床に倒れ込んだミカウを数回蹴りつけると 改めてナイフを構えた
ロゼフ「はぁ さすがは英雄気取りの奴だ てこすってしまったぜ」
「さあ 終わりだ さあ死ぬがいい」
その時ロゼフの首元に短刀が突き付けられた
???「お前がな」
ロゼフ「ぬ・・」
ロゼフは一瞬動きが止まるが腰を低くし 短刀から離れると 振り向きざまにひじうちを放つ
しかし そのひじが 後ろにいた者に抑えつけれられ 腕の関節を思いっきり曲げられた
腕を押さえつけられたロゼフはそのまま後ろに回され 首を左から蹴り その後右からも蹴りつけた
攻撃を食らったロゼフは床に倒れ込む
???「あ~あ~ 英雄生徒ともあろうものが~ なんたる名折れですか~」
なんと そこに立っていたのはロゼフだった!!
ミカウ「ん!? え・・ ぬおー!! ロゼちゃん!? あれ ってことはこいつは・・・」
ロゼフ「ああ 俺の姿をまねた偽物ってわけだ」
「俺は昨日の夜こいつに不覚をとってな その時に変な煙を吸わされて 一瞬意識を失いそうになったんだ」
「ただ 俺は奴が煙をばらまいた時 やばそうなものを感じてね とっさに息を止めて 気を失ったふりをしたってわけさ」
「こいつの能力は相手の姿かたちをまねて おまけにその相手の戦闘能力さえも 自分のものにしてしまうってやつっすよ~」
ミカウ「つまり 今そこに伸びている奴は偽ロゼフってことか」
ロゼフ「そういうことじゃ~」
ナミオ「偽ロゼフ・・ まじかーよ」
ロイス「だよな~ ロゼちゃんが悪い奴なんてことは万にひとつも~・・」
アリアン「うんうん」
ロゼフ「さて! そのイケメン面をず~っと見ていてもいいのだが そろそろ正体を現してもらおうか」
「あ~・・・ え~っと・・・ あっ そうだ ラグリオさんよ」
ラグリオ「フン 仕方あるまいな」
ラグリオは立ち上がると 竜巻を巻き起こした その竜巻の中からラグリオの真の姿が出てきた

ラグリオ「セレド高校の時のように貴様もうまくいったと思ったが・・ おのれ もう少しよく確認しておけばよかったか」
ロゼフ「ふふ~ 我ってば ハンニバル将軍のように抜け目ないでしょ~」
「しかし セレド高校の事件もこっちはいろいろと調べていてね」
「セレド高校でラフォランの協力者の教師が一人いたって話があったが そいつも同じ手口でやったのか?」
ラグリオ「ああ その通りだ やつは貴様ほど抜け目のない奴ではないからな 我が放った煙を簡単に吸い込み 勝手に壊れてくれた」
「あの煙はまともに吸えば 3日は静かに寝ているからなぁ」
「ラフォランによる魔物事件を熱心に追い回しているその教師が目障りだったから 眠らせ 奴になりすまし 計画を進めたということさ」
ミカウ「ほほう お前の能力でその教師を貶めたってわけか」
ラグリオ「ああ すべてが終わったとき 解毒をして 解放したやったよ だが 奴は悪の協力者と後ろ指さされ セレド高校から追放されるように消えていった ふふ 壮観だったよ」
ロゼフ「なるほどな まったく 恐ろしいやろーだ だがな てめーは今まで会ったやつの中では1位2位を争うほどにひでーやつだぜ」
「お前はきっちり 地獄の底に送ってやるぞ」
ラグリオ「ふふ イイだろう どこからでも来るがいい」
ロゼフは素早く駆けだした それに反応するように 拳を突き出すが ロゼフはその攻撃軽く左にそれてかわすとラグリオの懐に潜り込み 肘を入れた
ラグリオ「ぐっ」
ロゼフは殴りかかるラグリオの右手を左腕で押さえつけると 右手で首をつかみ 足払いをかけて床に倒す
ラグリオは反撃をするように足を上げる その攻撃をロゼフがかわした瞬間ラグリオが素早く起き上がり 真後ろのロゼフにひじうちを掛ける
ロゼフ「くう」
ロゼフは両手でラグリオのひじを押さえつける そこにナミオとロイスがばくれつけんを放つ
ラグリオ「ぬおおう」
ひるんだラグリオにミカウが出てくる
ミカウ「さみだれ切り!」
ロゼフ「とどめのひざげりぃ!」
ロゼフは高く飛び上がると ラグリオのあごに膝蹴りを放った
ラグリオ「ぐがあぁぁ・・・」
ラグリオは高く吹っ飛び床に倒れ込んだ
ロゼフ「どうじゃ! グランゼドーラアベンジャーズの底力!」
ラグリオ「おのれ・・ 忌々しい奴らめ・・」
「貴様らを必ずここで消し去り!ラフォランの目的を果たす!」
ロゼフ「それはできるかね~」
ミカウ「ここで俺たちが倒してしまうから むりですね~」
ミカウたちは再び身構えた