ミカウの冒険日誌

前回は・・暗黒世界にて　ラフォランと戦っているミカウたち
しかし　戦況はいいというわけではなく？ ラフォラン「ふふふ　英雄気取りの者たちよ」
「我らを前に　どこまでやれるか　見せてもらおう」
ロスク「フン　まったく　遊んでやることが好きだなぁ　ラフォランよ」
ラフォラン「ふふ　遊んでやるのが　私のやり方でね」
「さあ　いくぞ！」
ラフォランはミカウたちに向けて　ブーメランを放った
ミカウは　飛んでくるブーメランを剣ではじき返す
ラフォラン「ふむ　数が足りないか？」
ラフォランはキャンパスを取り出すと　ブーメランの絵を無数描いた
ミカウ「くっ！」
数が増えて　飛んでくるブーメランにミカウの腕が切られる　
そして　後ろにいたナミオたちの腕も　斬られる
ミカウ「ちっ・・　数の暴力ってやつは　ほんとやっかいだぜ・・」
「ぐあっ！」
ミカウの背中にブーメランが突き刺さった
ナミオ「ミカウ！　　ぐひゃ！」
ミカウに駆け寄ろうとする　ナミオの体にもブーメランが刺さる
ラフォラン「ふふ　無敵の英雄にもほころびが見えてきたか？」
「さあ　もう少しだな」
ラフォランは筆を軽く振ったすると　あたりに浮いていたブーメランが光の刃に代わった
ラフォラン「さあ　ゆけ！」
ラフォランが筆を前に突き出した瞬間　その光の刃が破裂して　ミカウたちを切り裂いた
ミカウたち「うわあああ」
ラフォラン「フン」
ラフォランは衝撃波の絵を描いて　ミカウたちを吹っ飛ばした
ラフォランは乗っていた　岩を下ろした
ラフォラン「ふふ　どうです？　私もその気になれば　英雄の１人や２人簡単に倒してしまうことができるのですよ」
ロスク「うむ　素晴らしいぞ　乱逆　不義　裏切りの蔓延するこの暗黒世界だ　さあ　奴らを滅ぼすのだ」
ラフォラン「分かりましたよ」
「ですが　奴らをこの世界から完全に消し去ってしまうのに　もう少し力が必要だ」
ラフォランはロスクを振り返った
ラフォラン「ロスク様がもつ闇の力をいくらか　わけていただけませんかね」
ロスク「ふふ　なにを言い出すかと思えば　そんなたやすいことか」
「どうせ　そなたにはこの暗黒空間でもよき地位についてもらいたいからな　惜しまず　渡すつもりだ」
「さあ　しっかりと　受け取るがよい」
ロスクは手をかざすと　体に流れるエネルギーをラフォランに流し込んだ
ラフォラン「おお　力がみなぎる！」
「ふふ　これなら　いい　すさまじい力だ」
ミカウ「ラフォラン・・」
ラフォラン「ふふ　どれ　少し試してみるか」
ラフォランは軽く　指を突き出した　その瞬間ミカウたちが爆風に包まれた
ラフォラン「ほほう　たったわずかな力でもこれほどか」
「よし　これでいいぞ　さあ受け取るがいい　闇の力をな！」
ラフォランは両手で天を仰ぎ　エネルギーをチャージした
ラフォラン「さあ　始めるか・・」
ラフォランはパッと目を見開くと後ろにいるロスクに向けて　ためていた力を解き放った
ミカウ「！？」
ロスク「ぬうおああああ！」
「貴様ぁぁぁぁ！　何を血迷ったぁぁぁぁ　ラフォランン！」
ラフォラン「乱逆　不義　裏切り　それが蔓延するのが　この暗黒世界なのであろう」
「くだらない暗黒ごっこはもうこれで終わりだ」
ミカウ「ラフォラン？」
ラフォラン「フッ」
ラフォランはキャンパスに光の絵を描いた
すると　その絵がミカウたちの体を包んだ
光がミカウたちの体を包んだ瞬間　ミカウたちの体中のキズがみるみるうちにふさがっていった
ミカウ「ラフォランがロスクを攻撃した上に　キズまで・・」
「こいつは一体どういう風の吹きまわしだ？」
ラフォラン「ふふ　悪かったなミカウ」
「いや　敵を欺くにはまずは味方からという言葉があるようにな」
「私は　ここでミカウたちとともにロスクを討つつもりであった」
「私は　かつて　セレド高校で数えきれない人たちを貶め　絶望を味わわせてしまった」
「これまでグランゼドーラ高校でも　暗躍をしながらも　ずっと迷いを感じていた」
「しかし　いい加減　そんなことにも終止符を打ちたかった・・・」
「これが　罪滅ぼしになるとはもちろん考えていないが・・　少なくとも　この世の中に闇をもたらした　この者を生かしてはおけない・・」
「だからミカウ・・・　最後の力を貸してくれ・・」
「皆でこの強大な敵を討ち取るぞ・」
ロゼフ「フッ　ま～ったく　こっち側に来たと思ったらしきっちゃって～」
「まぁ　こうなった以上はもうやるっきゃでしょ」
「さあ　存分にやっちゃいますか」
ミカウ「そ～だな～　ラフォランがこうして入ってきてくらたんなら　奴にも勝ち目があるぜ」
ロスク「貴様ら・・・　我がこのような思いをしたのは初めてだ・・・」
「我は貴様らを本気で消し去ってやるぞぉぉぉぉ！」
ラフォラン「望むところだ・・」