世の中には様々な脅威・悩み・困りごとが存在する
それをなんとかしてほしいと願う人々の声なき声
それが詰め込まれたもの それが依頼書
そんな依頼書に込められた様々な思いを晴らすべく立ち上がるものたち
今日もその依頼 引き受けます
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ミカウたちはとある山奥で魔物の集団と戦っていた
ミカウ「おらおらぁ〜!」
ミカウは大剣を力強く振り 襲いくる魔物たちを倒してゆく
カイル「てかこの森 魔物多くね!!」
ロメオ「全くだぜ なんだって こんな景色の綺麗な森で」
ミカウの目の前に立ちはだかった魔物が2本の剣を抜く
それを見たミカウは 剣を逆手に持ち替える
そして 魔物が切り掛かって来た瞬間 軽く左にそれ 魔物の攻撃を剣で受け流すと
そのまま剣を持ってる右の肩を押し出し その勢いで魔物の首を斬った
魔物「ぐわ〜!」
そのミカウの背後でもカイルとロメオが魔物たちを倒し終えた
ミカウ「ふ〜 いっちょ上がりってやつだな」
ロメオ「いや〜 やっぱ俺たちつえーわ」
カイル「うん! 惚れ惚れしてしまう!」
ミカウ「ほいほい! じゃ 依頼を終わらせにいくぜー!」
そのままミカウたちは歩いて行った
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しばらく歩くと洞穴があった
ロメオ「ここか?」
ミカウ「みたいだな」
ミカウたちは中に入っていく
カイル「ひんやりしててちょーどいいなー」
ミカウ「確かーに ちょーど戦って暑かったから 涼めますわー」
ミカウは洞窟の奥にある 光る石の前まできた
ミカウ「おっ あったあった!」
「今回の依頼の品 青光の石」
ミカウは膝をつくと 腰の短剣で優しく石の表面を削り 石を取り出した
その石は青い光を綺麗に湛えていた
ミカウ「うわー めっちゃええやん」
カイル「ほんとに綺麗に輝いてるなー」
ロメオ「う〜ん 俺の心のように美しく輝いている!」
ミカウ「さ いくかー」
ロメオの背後で ミカウとカイルがスタスタと歩いていく
ロメオ「おおーい!」
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ミカウたちはギルドに戻ってくると クエストマスター 通称クエマスに報告した
クエマス「オッケー 依頼達成! 今回も見事な手つきですね〜」
「はい! これが報酬ですよ〜」
ミカウたちはクエマスから金貨を受け取ると 広間へ向かった
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ここは冒険者ギルド「旅人の鞘」
フォーゼルという男が建てたギルドで 日々戦う冒険者たちを剣に準えて
そんな彼らが収まる場所 「鞘」 そのように みんなにとっての帰る場所
そんな思いからこの名前が付けられた
ミカウたちはこのギルドでは「クエストキング」と呼ばれ ギルドに舞い込む様々な依頼を見事にこなしていき その実力も評判の集団であった
ミカウたちはギルドでご飯を食べていた
ミカウ「うん! うまい!」
「やっぱ ラウゼンさんのご飯は このアストルティアのどこよりもうまいぜ!」
カイル「うん! 間違いない!」
「にしても ギルドに舞い込むクエストって さっきみたいな 刺激的なのもあれば 案外 地味なものも多いんだなー」
「この前は裏山の木を伐採させられ さらにその前は豪邸の銅像を磨かされ・・」
ミカウ「まー なんだかんだ 世の中の困っている人たちを助けるのが俺たちの仕事さ ま その悩みには 大きいも小さいも意外となかったりするぜ」
カイル「確かに! ミカウさん一生ついていきます!!」
ロメオ「落ちるのはや・・・w」
ミカウ「これまでは簡単な依頼は新米の冒険者とかがやってたけど 今はギルドも人手不足だからなー プリズニャンの手も借りたいってことなんだろうね」
カイル「なるほどねー」
ミカウ「さっ! 午後もいろいろ依頼があるぜ〜 まだまだいくぜい!」
カイル「ほいさ!」
ロメオ「あいよ!」
こうしてミカウたちは今日も依頼をこなしていくのだった