ミカウの冒険日誌

前回は・・とある冒険者ギルド「旅人の鞘」そこでクエストキングと評判の集団が次々クエストを達成してゆく
とある高地に魔物の大群がいた
その魔物の大群に向かって歩く１人の男　シュリトがいた
シュリト「ふっ」
シュリトは背中に下げたミドルサイズの短刀を引き抜く
その瞬間魔物たちは一斉に襲いかかってくるが　シュリトは無駄のない動きで魔物たちの攻撃を捌き　一撃で切り裂いていった
魔物「どわぁ〜！」
魔物「くそぉ！」
２体の魔物がシュリトに突進する
その瞬間シュリトは両手の短刀を投げる
その短刀は２体の魔物の額に刺さった
そしてシュリトはその2体の魔物の額に刺さった短刀を抜くと　腰を低くして　その2体の間を走り抜けると　その背後にいた数体の魔物たちを一瞬で切り裂いた
シュリト「これで終わりか・・」
シュリトは短刀を収めると　去っていった 広間にはミカウたちがいた
ミカウ「はー　さすがクエストキングたちは　溢れ出る依頼を一瞬で片付けてしまう」
「素晴らしい腕の持ち主であるなぁ」

「また自分で言ってますねぇー」

奥から魔法使いの女性が来た

ミカウ「おっと　フィアス〜　おつ〜」
フィアス「お疲れ様です！」
「そして　いつもの通り　自信満々な発言を」
ミカウ「そりゃーそーよ　そうやって自信を持っていれば　どんなクエストでもぶったぎれそうな気がしてね」
ロメオ「そう！　自信は人を美しくさせる！」
ミカウ「ところでフィアスのところはどんな依頼だったん？」
ミカウが話し出すと　スルーされたロメオが後ろでずっこける
フィアス「無風で風車が回らなくて　困ってた農村で　風の魔法で風車を動かすお手伝いですよ」
ミカウ「なるほどねぇ　そりゃあ　バギ系の魔法が使える突風系女子の出番しかないなぁ」
フィアス「てへ」

そんな話をしているとシュリトが入ってきた
ミカウ「おっ！　戻ってきたかシュリト」
シュリト「おう」
ミカウ「また　魔物の軍団を１人でやっつけたんだろー」
「やっぱ　クエストキングにシュリトありってやつだな！」
シュリト「まぁ　切り裂くのは得意なんでな」
そう言ってシュリトはスタスタとクエスト受注カウンターへ歩いて行った
ミカウ「あの　クールなのがまた」
その後ミカウはカイルとギルドの鍛冶場に行った
「おっ！　ミカウたちか　よくきたなー」
鍛冶場の職人ライネスが出てくる
ミカウ「どもです！　また強化お願いします！」
ライネス「おうきた！」
ライネスはミカウの剣を受け取る
ライネス「ほうほう　またよく手入れしてあるなぁ」
ミカウ「それが　冒険者の命ですからねぇ」
ライネス「大したもんだぜ！　こいつはハンマーの振り甲斐があるってもんだ！」
ライネスは鉱炉から出した　ミカウの剣をハンマーで叩いた

「いい音だな」

鍛冶場に男が一人入ってくる
ミカウ「おお　フォーゼルさん」
フォーゼル「ども！　相変わらず　結構な活躍だぜ　ミカウさん」
ミカウ「いやぁ　やっぱそうですよね〜！」
カイル「ちょっとは遠慮しろ！」
フォーゼル「いやいや　みんなが強いのは事実だからねぇ　これからもよろしくです！」
「そうそう　ライネスさん　頼まれてた　鉱物　仕入れておきましたよっ！」
ライネス「お！　これはありがたい　この鉱物が　俺の好物なんだ」

一同「・・・」

ライネス「おっと　スベったか　でも鍛冶場が少し涼しくなって　よくなっただろー！　わーはっは！」

ミカウ「腕と情熱はピカイチなんだけどなぁ」
カイル「このさむーいギャグが玉にキズ・・・」
ミカウたちは呟くように言った
登場人物紹介

ミカウ
ギルドで指折りの腕前を持つ剣士
自信が結成したパーティーと共に日々依頼をこなしている
楽観的な性格の持ち主で　その明るさでパーティーの仲間たちを引っ張っている

カイル
武闘家の青年
ミカウが結成したパーティーの一員で　真っ直ぐな性格の持ち主
その格闘技術は　一級品

ロメオ
盗賊の男
ミカウのパーティーの一員で　ちょっとナルシスト気味な性格
しかし　仲間思いな性格も持ち合わせている　心優しき人物

フィアス
魔法使いの女性
魔法に一途で　少し天然なところも
元気いっぱいなミカウパーティーの紅一点

シュリト
剣士の男
クールな性格の持ち主で　あまりパーティー内でも馴れ合わない
ミカウのパーティーの一員だが　一人で依頼をこなすことも多い

ライネス
鍛冶場の職人
ギルドの冒険者たちの武器を日々鍛えたり　メンテナンスをしたりしている
面倒見のいい人物で　鍛冶の腕もいいが　たまに放つギャグがあたりを冷やす・・

フォーゼル
ギルド「旅人の鞘」の創設者
ギルドに集まる冒険者たち一人一人とのつながりを大切にし　一人一人を信頼している