前回は・・自らの失敗から クエストの失敗を招いたと責任を感じるフォルク
しかし フォルクは周囲の助言もあり 一皮剥けたようで・・
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ミカウたちは洞穴にきた
ミカウ「ここだな」
ミカウたちが洞穴に足を踏み入れると 陰からグラドスが現れる
グラドス「ぐぬぬ 性懲りも無くまた現れたか 道端の小石め」
ミカウ「あんたの幸運は ほんの少しだけ寿命が伸びたこと」
「そして あんたの不運は・・」
フォルクがミカウの横から出てくる
フォルク「あんたの存在が僕を覚醒させたと言うことだ」
グラドス「ふん 笑わせおって! 貴様などまたひねり潰して 小石のように蹴散らしてやる!」
グラドスは鉄球を力強く振り回す
フォルクは目を開くと その鉄球を潜り抜けるようにかわす
そして グラドスの放つ攻撃をたどたどしさのある動きで弾く
しかし 最後の一撃で体勢を崩し そこにグラドスがすかさず攻撃を仕掛ける
しかし フォルクはその攻撃を横に大きく飛び退いてかわすと 地面を足で蹴り上げ 勢いよくグラドスに飛びかかり 剣で勢いよく斬った
グラドス「ぐぬ」
フォルク「だああああ!」
グラドスの懐に潜り込んだフォルクはグラドスに足払いをかける
グラドスは一瞬体勢を崩すが 鉄球を片手でもち フォルクの腹に打ち込む
フォルク「ぐあ!」
ミカウ「よくやった フォルク!」
いつの間にかグラドスの頭上にいたミカウは上空から剣を振り下ろし グラドスをきる
グラドスの体は大きく吹っ飛ぶと カイルとロメオが追撃をする
グラドスは全身から凄まじい衝撃波を放つ
それにカイル ロメオが体勢を崩すと 陰から現れた シュリトがグラドスの放つ攻撃を全て弾き 無駄のない動きでグラドスに攻撃を仕掛けてゆく
その様子をフォルクが見ていた
フォルク「すごい・・・」
フォルクの横からミカウが出てくる
ミカウ「みんなで一斉にあいつを削っている」
「だが その突破口はフォルクが開いたんだ
「さあ トドメ刺してやろうぜ」
グラドス「グラああああ!」
グラドスがさらに強い衝撃波を放ち ロメオたちを全員吹っ飛ばす
ミカウ「ふっ」
ミカウは持っていた剣をグラドスに向かって投げる
グラドスは弾き返そうと鉄球を振るが その鉄球を潜り抜けたミカウの剣がグラドスと首元に刺さる
そして 高く飛んだミカウは 着地と同時に剣を掴むと地面から斬り上げた
その攻撃で グラドスの体が大きく飛ぶ
ミカウ「見えたぜ 突破口が」
ミカウは剣の切っ先をグラドスに向け 剣をひき 左手の人差し指を切っ先に乗せた
ミカウ「俺 カイル ロメオ シュリトで切り込みを入れる」
「そのあとは フォルク 自分を信じて奴をきれ」
「いくぜ!」
ミカウたちがグラドスに一斉攻撃を仕掛けると グラドスが体勢を崩す
ミカウ「さあ 行こうぜフォルク!」
フォルク「よっしゃ!」
フォルクはグラドスが繰り出す無数の攻撃をかわし グラドスに攻撃を仕掛ける
グラドス「ぐぬ」
グラドスは鉄球を勢いよく投げるが フォルクはそれをかわす
そして 鉄球が伸び斬ったところでフィアスが出てくる
フィアス「ズッシード!」
鉄球が一気に重くなり グラドスは鉄球を引くことができなくなる
フォルク「えいや!」
フォルクが構えた剣を大きく振り抜くと グラドスの体が大きく吹っ飛ぶ
グラドス「なんだと・・・ 道端の小石如きが・・」
グラドスの前にミカウが現れる
ミカウ「小石にもな 時には相手を転ばせるほどの力があるんだよ」
「もっとも あんたは派手に転んじまったがな!」
ミカウは高く飛びあがると 上空からグラドスを一刀両断にした
勢いよく吹っ飛んで倒れたグラドスは紫の煙に包まれて消えていった
ミカウ「二度と起きれねぇぜ」
「そして・・」
ミカウはフォルクを振り返る
ミカウ「いい太刀筋だったぜフォルク」
「さあ 報告に行こうぜ」
洞穴からさるミカウたちの後ろでフォルクは少し誇らしげな顔で歩いていた