前回は・・ついに暗黒の碑石のありかを見つけ出したミカウたち
その一方でグローリスもついに動き出す
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とある山の麓
そこに広がるキャンプに多くの冒険者たちが集まっている
するとそこに 何かが落ちると はげしい爆発を起こした
冒険者たち「なんだ! 何が起こったんだ!」
爆発の煙が落ち着くと そこには巨大な影があった
「感じる・・ 強き力を・・」
「このグローリスが全て滅ぼしてくれる!」
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グローリス「さあ! その命! このグローリスに差し出せ!」
冒険者「なんだこいつ! ここで倒してしまうぞ!」
冒険者たちはみんな武器を構え グローリスに向けて走り出す
グローリス「ふん」
グローリスが武器を一振りすると 凄まじい衝撃派と同時に風が巻き起こり 冒険者たちが全員吹っ飛ばされる
グローリス「ふん!」
グローリスは高く飛び上がると 武器を地面に向けて叩きつけるように投げた
武器が地面についた瞬間 大きな爆発が起き あたりのもの全てを吹き飛ばした
煙がおさまった時 そこには何も残っていなかった
グローリス「これで終わりか・・ つまらん・・」
そういうとグローリスは去っていった
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フォーゼル「ついに 暗黒の碑石の場所が・・」
ミカウ「それがマスターの願いの一つですね」
フォーゼル「ええ 人を恐ろしき魔物に変えてしまう 暗黒の碑石」
「そんなものがこの世にあってはいけない」
ロメオ「じゃあ そいつを破壊するってのが 今回の任務か」
ミカウ「・・・」
カイル「ん? ミカウ どうしたんだ?」
ミカウ「いや どうにも嫌な空気が流れていてね」
「あちこちで何か良くないことが起きている・・」
カイル「良くないこと?」
その時 広間に傷だらけの冒険者が倒れるように入ってきた
ミカウ「どうした! 誰にやられたんだ・・!」
冒険者「いきなり出てきたやろうだ・・・」
「あちこちの村や集落を手当たり次第に襲っている奴だ・・」
冒険者のその言葉にフォーゼルが目を見開く
そして その冒険者の元に駆け寄る
フォーゼル「そいつは今どこにいる!」
冒険者「次の獲物は・・ そう言って どこかへと去っていった・・」
フォーゼル「奴だ・・」
「あなた! この冒険者を医務室に!」
その冒険者は近くにいた人たちによって医務室に連れて行かれた
フォーゼル「ミカウさんすいません」
「先に あのグローリスを倒します!」
「奴が再び日向に現れたとあれば また多くの犠牲が出る」
「それだけはなんとしても阻止しなければいけない」
ミカウ「同感です やつを倒すのが先決 そしてその後に暗黒の碑石を破壊する」
「それで全て無事に終わる」
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平原にグローリスが現れる
グローリス「まだだ・・ まだこの傷が疼く・・」
「この恨みをを完全に終わらせなければ・・」
「この傷が癒えることはない・・・」
そう言ってグローリスは歩き出した