ミカウの冒険日誌

前回は・・ついにグローリスとの戦いが秒読みに・・ グローリスは平原に来ていた
グローリス「さてと　次はどうしてやるか・・」
グローリスが静かに歩き始めようとすると　グローリスの胸に強い痛みが走る
グローリス「うぐ・・」
グローリスは胸を押さえながら　膝をつく
グローリス「恨みの炎が俺を蝕む・・・」
グローリスが呼吸を整えると　遠くを鋭い視線で見る
その方向はレフォールの村であった
そして　グローリスは高く飛び上がった

グローリスがレフォールの村の近くに降り立つ
そして　あたりにいた数人の冒険者たちに武器を振るい　一瞬で消し去ってしまった
グローリス「うおおおお！」
グローリスが体から爆発させる闘気がレフォールの村まで響いてくる
村人「一体なんだ・・　この凄まじい気は」
村では村人たちがざわつき始める
その時　村の入り口にはげしい爆発が起こる
そこにグローリスの姿があった
グローリス「滅ぼす・・　全てを！」
グローリスが武器を振り上げると　村の冒険者たちが次々と出てきた
冒険者「村を襲わんとするものめ！　ここで倒してやる！」
冒険者たちが武器を取り出し　一斉にグローリスに向かう
グローリスは全ての冒険者たちの攻撃を無駄なく捌くと　武器を持っていない左手を突き出す
突風と共に突き出された拳が冒険者数人を吹っ飛ばす
冒険者「てや！」
冒険者たちが一斉に攻撃を仕掛けた瞬間　グローリスは高く飛び上がり　着地と同時に拳で地面をつく
その瞬間　　凄まじい地震と共に爆発が起こる
そして　グローリスが顔を上げた先にも冒険者たちが走ってくる
グローリス「ぐぬ！」
グローリスは冒険者たちめがけて武器を投げる
武器は冒険者たちに向けて一直線に飛び　冒険者たちを吹っ飛ばすと　近くの建物にあたり大爆発を上げ　再びグローリスの手元に戻ってきた
グローリス「グオオ！」
グローリスが武器を大きく振るうと武器から放たれた衝撃波があたりの建物にぶつかり　爆発をあげて　炎を撒き散らす
その渦中にリーフィアがいた
リーフィア「あの魔物が・・　グローリス・・」
グローリス「武器も持たぬ　弱者にただひたすらに無情の剣を振るう」
「だが　そんなやつも皮を一つ剥げば同じ弱者だ」
「弱きものを痛ぶることで慢心した　結果であるな！」
そう言ってグローリスは高く飛び上がり　武器を構えた
グローリス「この村の惨状は！」
そしてグローリスは空中から武器を叩きつけるように投げた
リーフィアが見上げた空が　真っ赤に染まった 広場に冒険者が駆け込んでくる
冒険者「大変だ！　この近くの村　レフォールの村が襲われた！」
「おそらく　また例のあの魔物だ！」
その言葉にフォーゼルは勢いよく立ち上がり目を見開く
しばらく立ち尽くすと　一言も言葉を発することなく　ギルドを出て行った
その様子を見たミカウは静かに立ち上がると　ロメオたちを振り返り　何も言わずそのままギルドを出ていく
それに反応するようにロメオたちも静かにギルドを出ていく