前回は・・グローリスの口から グローリス自身の過去について明かされた
ミカウたちはそれぞれ思いを抱えて クエストを終えるのであった
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ロメオ「しかし 世の中 ひどい奴もいるもんだな」
カイル「全くだよ 人間窮地まで追い込まれると 変わっちまうもんなんだよな」
ミカウ「あいつの気持ちも わからなくはない部分がある」
「だが それが罪もない人たちを傷つけていい理由にはならない」
「だが 何よりも卑劣なのは あの暗黒の碑石だ」
「人間の心の傷に漬け込み どこまでもその人を変えてしまう」
シュリト「俺も ミカウたちと出会っていなければ もしかしたら 暗黒の碑石に身を染めてしまっていたかもしれないな」
「そう考えると ゾッとするぜ」
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ライネス「あの恐ろしい魔物 グローリスはついに倒されたか」
ラウゼン「全く どこまでもすごいですね クエストキングは」
ライネス「だが 頼もしい限りだ 彼らがいれば このアストルティアも安泰だ」
「だが用心も必要だ」
「光が照らす時 当時に闇も生まれる」
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部屋ではフォーゼルが苦しげに座っていた
フォーゼル「幼い頃に家族を・・ その後は相棒 そして・・ 恋人に 守るべき村」
「この世界は この俺から何もかも奪い去った・・・」
「これまでも・・これからも・・ この世界は俺から全てを奪っていく・・」
「そんなふざけた世界なら・・・」
「いっそ壊してしまえばいいんだ・・!」
「これまで散々俺から大切なものを奪ってきた世界だ・・」
「今度はこの俺が全てを奪ってやる・・!」
「全てを破壊し尽くし 奪い切ってしまえば もう何も失うものはない!」
「グローリスよ・・! お前も苦しめられたこの世界だ・・! 心配はするな! 俺が壊してやる!」
天を仰ぐように叫んだ フォーゼルはゆっくりと顔をおろし 鋭い表情で前を見た
フォーゼル「獲るぞ・・ 暗黒の碑石を・・・!」
「この世界の 滅びの刻は始まった・・・」
第6章滅びの刻 終わり
次回 最終章 ひとつの終局
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作者コメント
クエストキング ここまで6章お送りしてきましたが
次回の7章で最終章を迎えます!
最後は人の心に漬け込む 暗黒の碑石の破壊を目的に動いていきます
クエストキングたちの最後の戦い ぜひ見届けていただければと思います!