ミカウの冒険日誌

前回は・・全てを奪われた悲しみから　全てを破壊し尽くそうと　暴走を始めるフォーゼルはついに暗黒の碑石に身を染めるため　ラザス遺構に足を踏み入れてしまう フォーゼルはラザス遺構を進んでいた
そして　その最深部まできた
最新部には怪しく光る　暗黒の碑石があった
フォーゼル「これが暗黒の碑石か・・」
フォーゼルは暗黒の碑石に静かに近づいた
それに反応するように　暗黒の碑石はうっすらと光を上げた
フォーゼルはその威光に思わず身震いした
フォーゼル「これが　暗黒の碑石か・・・」
「なんと恐ろしく　それでいて吸い込まれるような魅力なんだ・・」
フォーゼルが暗黒の碑石にさらに近づくと　碑石はさらに光始める
その瞬間　重々しい声がフォーゼルの頭に響く
？？？（そなたが　力を求めしものか・・・）
フォーゼル「！」
？？？（怒り　憎しみ　その思いが人を強くさせるのだ・・）
（全てに絶望し　恨みだけをその身に残したものは　何よりも強くなることができる）
（この碑石は　そんなものたちの力を存分に引き出す　手助けをすることができる）
（だが・・　この碑石に触れれば　その心は憎悪に染まり　もはや自らではコントロールすることは叶わないだろう）
フォーゼル「それでもかまわぬ！　このいかれちまった世界を破壊することができるのなら！」
「俺から　全てを奪ったこの世界を無に帰すのだ！」
「この憎しみで　全てを滅ぼしてやる！　さあ！　力をよこせ！」
フォーゼルは飛び上がると　碑石にまっすぐ拳を突き出した
その瞬間　碑石は凄まじい光を上げた
フォーゼル「グオおお！」
碑石が上げた光が収まると　今度はフォーゼルの全身が赤黒いオーラに包まれた
フォーゼル「うおおおお・・！」
そのオーラがだんだん強くなると　無数の赤黒い光の筋が飛び回り　フォーゼルの体を覆い尽くすと　最後はフォーゼルの体に刺さるように吸い込まれていった
そして　光が止むと　そこにはすでに人としてのフォーゼルの姿はなかった フォーゼル「なんだ・・これは・・」
「体の底から力が湧き出してくるようだ」
「ぬおおお！　爆ぜる！　力が！！」
「ドゥわああ！」
フォーゼルが両手を広げると　無数の光が放たれ　あたりの壁や天井を粉々に破壊した
フォーゼル「ふははは！　これはすごい！　いい力だ！」
フォーゼルはそのまま勢いよく空中に飛び上がった
そして　遺構の天井を粉々に破壊して　遺構の外に浮き上がった
フォーゼルは上空から　あたりの景色を見た
フォーゼル「ぬおおおお！」
フォーゼルは全身に力をためると　両手でバツを描くように腕を振る　すると腕から二つ光が放たれ　それが枝分かれして　そのさきの地面に突き刺さった
その直後　蜂の巣状に光が上がると　その光が壁を作り爆発を上げた　
その瞬間あたりは黒焦げとなった
フォーゼル「ぬおおお！　これは！　素晴らしい力だ！！」
フォーゼルはさらに腕を振った フォーゼルの攻撃による爆発はギルドまで聞こえた
ミカウ「なんだ　今の音」
ロメオ「何かの爆発音のような気がするが」
その直後　また激しい爆発音が上がった
ミカウたちはギルドを飛び出すと　外に様子を見にいく

すると　遠くに煙が上がっているのが見えた
ミカウ「何かに攻撃を受けている」
その時ミカウは上空に何かがいるのを発見する
ミカウ「あいつか・・！」
「何ものだ・・・　そして・・何が目的なんだ・・・」
ロメオ「どちらにせよ黙っては置けない　あいつを倒すぞ！」
カイル「そうだな！」
ミカウたちは上空のフォーゼルに身構えた