迷走を続ける台風12号、皆様の地域は大丈夫でしたか? 被害に遭われた方に対し、お見舞い申し上げます。
私の住む場所も最初は直撃予想だったのに、結果的にはお湿りにもならず、農作物の今後の生育が危ぶまれる状況です。元々雨が少ない地域なので、まとまった降水が望まれる今日この頃です。
ちょうどその頃、仕事帰りに近所の図書館に立ち寄りました。週末に台風直撃なら外出不可能、それなら自宅で本格的に読書をしようと思い、学生時代の専攻だった分野の専門書を借りてきました。
久しぶりの図書館は、全体的に学生の夏休みに合わせた仕様になっていました。長期休み恒例の貸し出し冊数2倍、受験生向けの学習室解放、自由研究のテキストが棚に並び、課題図書のリストが目立つ場所に貼られていました。
リストの前で立ち止まり、夏休みの読書感想文が大っ嫌いになった出来事をふと思い出しました。
それは私が小学校低学年の事でした。今となっては夏の土曜日のお昼頃、としか覚えていません。
どんな理由で私一人だけが教室に残されたか、記憶はもはや時の彼方ですが、男性の担任に【かわいそうなぞう】の読書感想文をひたすら書かされました。
提出しては書き直しを繰り返すこと7回。お昼ご飯どころか、水すら飲ませてもらえませんでした。感想文が仕上がって、ようやく帰れたのは14時でした。
これは罰としての居残り授業ではなく、もしかしたら読書感想文コンクールに提出するための、先生なりの特別レッスンだったんでしょうか?
あれだけの努力にも関わらず、読書感想文の結果は判らずじまいです。
私は小・中・高時代に図書委員長を務め、大学で司書資格を取得した位の本好きではありますが、読書感想文だけはどうやっても好きになれませんでした。
己の好きな本をそれこそ好きなようにプレゼンするのは大歓迎ですが、コンクールで受賞するためのテクニック云々となると、それこそ罵声の嵐となることでしょう。
好きでもない(読みたくもない)本に美辞麗句並べて、結論から言えば【ためになる、感動する】と言わせるのは微塵にも面白くありません。
思い返して下さい。夏休みの読書感想文、皆さんは嬉々として取り組みましたか?
小学生時代のトラウマから、読む気にならなかった本についての感想は、「面白いと思えなかった、つまらなかった」と書いて済ませました。
夏休みの宿題で、読書感想文に頭を抱える家庭は多いと思います。
その助けに全くならない日誌で、お目汚し失礼しました。
追伸:夏休みに過ごしたい場所 ➡【国立国会図書館の閉架書庫】です(本気)
学生時代に一度だけ入ったことがあるのですが、本(紙)にとって理想の環境である、温度21℃:湿度47%:明るさ(忘れた…)ルクスに保たれていたと記憶しています。
さすがに電気を点けないと暗かったと思うけど、静かで快適な環境なので籠城したい気分ですw