―今日はもう遅いし、これで終わりにしよう―
そいうときにイベントは往々にして起こるもので。
寝る前に飛び込んだ迷宮の最後にソイツは待っていた。
以前、コインを使って迷宮に召喚した魔王バラモスが
死してその身を朽ち果てさせてなお
その強大な魔力と怨念をして立ちあがり還ってきた・・・・・
その名は『 バラモスゾンビ 』
その毒々しい色合いの身体から放たれる瘴気は
アストルティアの草木を枯らし大地を腐らせ
人々を狂わせるという。
不死者となった魔王を倒す術はあるのか?
我々は果たして無事、故郷のアストルティアに帰ることができるのか?
とにかくヤツを倒さないことにはここから出られないようだ。
我らに女神のしゅくふ
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手紙は唐突にここで終わっていた・・・・
その後、彼らの姿を見たものはいない・・・らしい。