※なりきりの一環です。苦手な方はここでお閉じ
下さい。
歩き続けても相変わらず景色は変わらないが、
以前とは違い稀に魔物が襲いかかってくる。
そこまで頻度は高くないものの、いつ来るかが分からないので、とても気が気でない。耳に頼りたいところだが、生憎今の聴力を奪われた状態では頼ろうにも
頼れない。仕方ない、特に周りに目を配っておこう。
また一日経った。今日は一休みしよう。ここまで
ずっと歩き詰めだったわけだから、定期的に休憩を
入れねば身が持たない。丁度良い洞窟を見つけたので、そこで休むことにした。
この道はいつまで続いているのだろうか。一向に
終わりが見えない。まあ簡単に辿り着けて人一人
蘇らせることができたら、それはそれで違う気が
する。それなりの苦労は必要だろう。