※なりきりの一環です。苦手な方はここでお閉じ
下さい。
今日も今日とて進んでいる。正直、この方向、この道であっているのだろうかと不安になることがある。
まあしかし、誰に聞けるわけでもない。もう気に
しない方が良いかもしれない。
余りに同じ景色が続きすぎて、いよいよ気が触れて
しまいそうだ。こういう時はしりとりをすればいいと誰か言っていた気がする。
りんご ごりら らっぱ…
ちょっと待て。これは二人以上でやるから退屈しのぎになるのだ。それを一人でしようとは。落ち着こう。
奥へと進むにつれ、敵対的な存在が増えてきた気が
する。中には魔物だけでなく、六種族もいたことが
あった。どれも人相が悪く、本当にここが地獄なの
ではないかと思う程だった。いずれにせよ、人の形をしたものを斬るのはあまりいい心地がしない。
実は私は無限地獄に迷い込んだのではないかと思い
始めた。いくらなんでも同じ景色が続き過ぎだ。
よし、息抜きだ。休憩にしよう。
魔物やら何やらが鬱陶しい。ここのところずっと
私が進むのを邪魔してくる。しかも強くなっているしで、とても面倒だ。
どれだけ歩いただろうか。一週間?一ヶ月?それとも一年?ひょっとしたら数年経っているかもしれない。もう時間の感覚も消えつつある。魔物の攻撃も強力になってきていて、気を抜くとやられかねない。
疲れた