敵空中要塞 バハメクト・ヴォーム
レオン率いる1万の”ストーリー”騎馬軍
ルダ・パラスの本陣に向け進軍
リリィ「ねえ・・レオン・・・?」
本当に・・このために生きたの・・・?
レオン「・・・・・・・・・・・」
ルモニア「戦わずして勝つ・・真の王道かと(震え声)」
レオン「ルモニア?君は私を愚弄しているのか?」
ルモニア「(では!あの空気で何を言えばいいんですか!?)」
リリィ「さっきの敵の騎馬軍1万おそらく敵の主力よね?
勝手に崩壊したっておかしくない??」
レオン「なにゆえ指揮官が必要だと思う?」
レオン「指揮官とは兵の想いを束ね導かなければならん
それが、うまくできるのが優秀な指揮官だ」
レオン「敵には指揮官らしい指揮官がいなかった
想いも束ならず導きもなければ
軍というものは自然と崩壊する」
リリィ「・・・レオン?私が聞きたいのは
なんで主力の軍に指揮官がいなかったのかなのよ?」
レオン「なに!」
馬上から遠い場所にクルーゼを目にしたレオン
リリィ「クルーゼ!なんで生きてるの!?
”エンド・ワールド”と戦って戦死したんじゃ!?」
レオン「そうか・・すべてやつの仕業か・・・」
クルーゼは親指を立てレオンに見せた
クルーゼ「本当さ・・できないのならできないと
素直に言えばいいのに言わないのは
プライドが邪魔するのかね~」
ミユ「デルドのこと?」
レアット「できないのにできると言われるのが1番怖い
素直に己の弱さも受け入れることが必要だ」
回想 5年前 グレンハム王国 フォートレス・フィート
そこではフェルク騎士団(今はストーリー)の
武術大会の優秀選手としてクルーゼに言葉を贈ろうとした
レオン「すまなかったな」
レオン「私が、お前を誘ったのであったな
フェルク騎士団に来い。誰よりも強くしてやる」
レオン「しかし私は、お前を選ばなかった。すまなかった」
クルーゼ「俺よりもアキを選んだ
その判断は正しい。”今の段階”ではな」
クルーゼ「俺はアキを越える優秀な軍人になってみせる
俺を選ばなかったことは間違いだと教えてやる」
レオン「なら私に後悔させてくれ
そうなれば私にとって、すばらしい間違いになる」
二人は手を握った
回想 終了
レオン「皮肉にも私には間違いであった
だが、その間違いは、すばらしかった」
レオン「第3人類の主力が崩壊したのも
クルーゼの策によるものだろう」
ルモニア「そうなのですか!?」
レオン「我らは・このままルダ・パラスの
本陣へと突撃する」
敵
ルダ・パラス本陣
伝令兵「ガティレイア殿の軍が崩壊しました!!」
ルダ「そうか・・・
やはり裏切ったかガティレイア
セドデム「(やはりですと!?)」
伝令兵「レオン・バードレの1万兵に
両翼の5000の兵」
伝令兵「我らの軍は完全に包囲されています!!」
ルダ「セドデム?後方のベルバルド司令官まで
駆けてくれ?そして現状を報告してほしい」
セドデム「私だけ逃げろと仰せか!?」
ルダ「頼めるのは、お前しかいない」
セドデム「生き残ってくだされルダ殿!?」
ルダ「それは天のみぞ知る」
後方に向け騎馬を駆けたセドデム
ルダ「天才は、あきらめが早い
すべてを、わかっているからだ」
ルダ「いや、私がリアリストだからか
そのリアリストが・・儚い幻想を見てしまった・・・」
ルダ「全軍!武器を捨て鎧も捨てよ!我々は降伏する!!
これ以上、同胞の死を私に見せないでくれ!!」
ルダという女は兵から信用されていた
その人柄にも魅かれてていた
味方
伝令兵「レオン大将軍!ルダ・パラスの軍が白旗をあげています!!
降伏する模様!!」
リリィ「そんな兵力は、まだ五分なのに!!」
レオン「天才だからだろう。降伏を受け入れる!!」
レオン本陣
ラフィス「おわったかレオン大将軍?」
レオン「”羽”の情報によると第3人類には
これ以上の兵力は残されていないと」
レオン「我々の勝利です」
ラフィス「まだ一人だけ決着をつけねばならん男がいる」
ベルバルド この男を倒せば
第3人類の再起も失われるだろう
グレン住宅村
アスフェイア「ドラクエのメインストーリーがしたいです;;」
シェイン「物語で、こんなに待たされるなんてね・・・」