レニィアーゼの冒険日誌

グレンハム王国　城下町　オープンカフェ

ミカ「すみませんプリンくださ～い」

店員「は～い、かしこまりました～」

アキ「・・・・・・・・・・・・」

レオン「・・・・・・・・・・・・」

　　　　　なんで、こんなところにレオンが居るんだよ・・・

レオン「話は聞いていた。メアリーを振るとわな」

アキ「聞き耳立ててんじゃねえよ！」

レオン「フェルク騎士団では９割の人間がメアリーのファンで
　　　　ストーリーでも９割の人間がメアリーのファンで」

レオン「しかもアキに良いように弄ばれたか？」

ミカ「・・・ひどいですよね彼女がいるのに」

レオン「しかも３回もキスしてだな」

ミカ「・・・３回・・増えてる！！」

アキ「ふざけんな！メアリーとキスしたのは２回までだよ！？」

レオン「そうか。それは知らなかった。二回までか」

アキ「・・・・・・・・・・・・・・」

レオン「・・・・・・・・・・・・・・」

　　　　　　・・・謀ったな？

　　　　　　　　謀られるほうが悪いのだよ

ミカ「・・・ふ～ん・・やっぱり２回もキスを」

アキ「ちがんだよミカ！これには！！」

ミカ「・・・最低＾＾」

　　　　　・・・心にひどく傷を負ったアキ

レオン「このくらいの権謀術数にひっかかるとわ
　　　　まぁ、３０年以上、戦場に居てしまったから
　　　　自然に、策を弄してたとわ」

ミカ「３０年以上、戦場に居て見えたものはありましたか？」

レオン「（・・・こやつ）」

ミカ「あなたの見たい者は見えましたか？」

レオン「さすがは不思議な女神と言うところか？」

ミカ「（・・・この人が１番、最初にアキを
　　　　戦う運命に引き込んだ。
　　　　ルナフェクトのウォーリアを見たがっていたわ）」

ミカ「そして、これからも、あなたは！？」

　　　　　アキに言葉をさえぎられた

アキ「それは無いよミカ？」

ミカ「アキ・・・」

レオン「さあ？どうかな奇跡のウォーリア？」

アキ「運命が引き込んだとしても
　　　人としては引き込まないだろレオン？」

レオン「さすがわ私の弟子だ。人に対して、とことん甘い」

アキ「その甘さを貫き通すのも、また強さと
　　　レオンは教えてくれたな？」

レオン「アキ？お前は戦うことはやめられんさ
　　　　世界に力を示した以上、求められる」

アキ「なにに求められるんだ？もうエンド・ワールドは無い
　　　人の脅威はなくなったんだ。なにに求められる？」

レオン「悲しみさ」

アキ「・・・え？」

　　　　力は求められる、そこに悲しみがある限り

ミカ「やはりアキを戦場に！？」

レオン「私からはありえんよ。運命からはありえるがな。」

レオン「すまないな。せっかくのデートのところを
　　　　軍人なんて、こんな生き物なのかもしれん
　　　　どうも相手の腹を探るような言いようになってしまう」

　　　　　　会計を済ませて立ち去ろうとするレオン

レオン「もし”求められたら”アキ？お前は、どうする？」

アキ「・・・今は・・わからない」

レオン「それでいい。お前は充分に戦ったのだからな」

　　　　　　　立ち去っていくレオン・・・


ミカ「・・・アキ？」

アキ「だいじょうぶだよミカ？俺は、もう
　　　どこにも行かない」

アキ「場所、変えようか？どこに行きたいミカ？」

ミカ「う～ん海かな～クリスフェル村の海～♪」

アキ「・・・もう帰るの？怒ってるの？？」

ミカ「・・・怒ってないし」

ミカ「私にとってはクリスフェル村の海が１番好き
　　　大好きなアキと、ずっと一緒に遊んだ場所だもん♪」

アキ「久しぶりに子供に帰って遊ぼうかミカ？」

ミカ「うん♪」

　　　　　　　力は求められるか・・・

　　　　　　　もし・・その時が来たら・・・

　　　　　　　俺は・・どうするんだろ・・・