レニィアーゼの冒険日誌

　　　　絶対戦士魔法　それはフェルク騎士団が

　　　　エンド・ワールドと相打ちするための最終手段

　　　　絶対戦士魔法で己の限界まで強化した魔法は

　　　　凡人にも恐ろしいほど力を与える

　　　　だが、それは己の身体を激しく酷使し

　　　　使い方を誤れば命までもが危うくなる

　　　　非常に危険な魔法であった・・・


ザファイドアーク（地名）

クルーゼ「ルガートみたいな革命を考えてる野郎に
　　　　　てめえの命までも捧げるつもりか！？」

　　　　　　　貴様らに何がわかる！？

アズベス「なに！」

マーソン「ルガート様は行き場を失った俺たちに
　　　　　生きる道と夢を与えてくれた！！」

マーソン「幻想だろうと、その夢を
　　　　　見せてくれた！それだけで俺は幸せだ！」

サージェン「食い扶持もなく失職した９万者フェルク騎士団を
　　　　　　導き食を与えてくれて共に生きてくれた」

サージェン「俺達に命を捧げるほどの想いをくれた」

サージェン「だからこそルガート様の敵になる者は討つ！
　　　　　　それがルガート様の望みならば相手が誰であろうと
　　　　　　たとえ苦楽を共にした、お前たちでも討つ！！」

　　　　　　　　そんな悲しみを求めるルガートなら
　　　　　　　　私はルガートを激しく非難する

メアリー「私たちのストーリーと言う組織は
　　　　　あなたたちと違う。死ぬことが許されない組織」

メアリー「どんな絶望的状況でも生きることをあきらめない
　　　　　それが、あなたたちに、わかる？」

サージェン「聞いてみよう。なぜだメアリー？」

メアリー「・・・・・・・・・・・・・」


　　　　　　　死んで悲しむ者がいる限り
　　　　　　　その者に死は許されていない


メアリー「フェルク騎士団から生まれ変わった
　　　　　組織ストーリーわね。仲間の死を激しく悲しむの」

メアリー「上官でさえも王であるラフィス王も
　　　　　ストーリーを率いるレオン大将軍も」

メアリー「死ぬことを許してくれる人ではない
　　　　　誰かが戦死すると悲しみ泣いてしまう仲間がいる」

メアリー「だから仲間を悲しませないために生き続ける
　　　　　それが私たちの鉄則よ！！」

メアリー「あなたちを危険な絶対戦士魔法を使わせる
　　　　　ルガートとは対極」

メアリー「ルガートは場合によっては、あなたたちに
　　　　　死を選ばせるようね？そんな人間を私は許せない！！」

クルーゼ「絶対戦士魔法を解け！
　　　　　今なら、まだ命は助かる！！」

サージェン「言っただろう？これが俺たちの選んだ道だと！！」

　　　　　　　サージェン！疾風のごとくクルーゼに突進！！

　　　　　　　その斬撃を刀で受け止めたクルーゼ！！

クルーゼ「恐ろしく速く恐ろしいパワー
　　　　　本当に死を選ぶのか！やめろ！？」

マーソン「問答無用！」

　　　　　　さらに疾風のごとくクルーゼに襲い掛かるマーソン！！

　　　　　　アズベスがクルーゼの前に出て
　　　　　　クルーゼの代わりにマーソンの斬撃を受け止める！！

アズベス「たしかに、これは絶対戦士魔法だ
　　　　　凡人でも超人に変える命を代償にした危険な魔法」

　　　　　　　そんなんで本当に、お前らは満足かあ！？

マーソン「俺たちの想いをアズベスには、わかるまい！？」

アズベス「ああ！わかりたくもない！！
　　　　　仲間に死んで来いと言って
　　　　　絶対戦士魔法を使わせるルガートの気持ちがな！！」

アズベス「なんで、そんなやつのために命を賭ける！？」

　　　　　　　　うれしいからだよ

アズベス「うれしいだと！？」

サージェン「俺たちが命を張り強敵を倒せば
　　　　　　それだけ仲間たちの生存率と
　　　　　　ルガート様の描く未来への道が拓ける」

サージェン「そこにたどり着いて仲間たちが
　　　　　　みんなと笑いあって生きられる
　　　　　　理想なる世界の道がな！！」

クルーゼ「ここで死んだら、お前たちは
　　　　　理想なる世界にたどり着けないんだぞ！？
　　　　　それでもいいのか！お前たちは！？」

サージェン「俺たちの命を代償に仲間たちが
　　　　　　そこにたどり着けるなら
　　　　　　俺たちの命は燃やしてもかまわない！！」

メアリー「そんなの狂っているわ！その場所には
　　　　　みんなでたどり着くべきよ！？」

サージェン「たとえ狂っていても！！」

　　　　　　　サージェン！クルーゼにパワーのある斬撃！！

　　　　　　　クルーゼは後方に吹き飛ばされた！！

サージェン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

　　　　　　　それが狂っていても仲間のために俺は戦える！！