ル・デリーサ(世界国家群本部)
スバーシア「これが世界で起きている現状だ
第2人類と第3人類は世界で衝突
戦争にまでは発展してないが
すでに世界で100を超える死者がでている」
ラフィス「まさか・・そんな・・・」
スバーシア「”こうなること”くらい考えてなかったのか?」
ラフィス「・・・・・・・・・・」
スバーシア「何か手段を取らねば世界は、さらに混迷する」
ラフィス「”世界モニター”で私が世界に演説を」
スバーシア「君の声は、もう世界の民に届かんよ?
君は世界からエンド・ワールドを倒した英雄だが」
世界を混迷に陥れた愚者でもある
ラフィス「くっ」
スバーシア「このままだと、この現状を利用し
何者かに革命でも起こされたら
取り返しのつかないことになる」
スバーシア「ラフィス王?」
なぜ第3人類に救いの手を差し伸べた?
ラフィス「救ってはいけないのか?
今ここで救わなければ消えてしまう命がある
私が動かなければ10億の第3人類の命は失われる
それを、ただ見ていろと言うのか!?」
見ていればよかったのだよラフィス王?
ラフィス「そんな・・・」
スバーシア「第3人類に救いの手を差し伸べた結果が、これだ
人は、わからない物には恐怖を持つ
さらに第3人類には自力で空を飛べる能力がある」
スバーシア「そんな得体の知れない者たちと
ルガスタで共に生きようなど無理難題なのだよ」
スバーシア「政治は情けでするものではない
政治は偽りの平和に民を迷わせ思わせ
民を欺き妄信させてするものだ」
奇跡をを見すぎた代償か?
スバーシア「人は、わかりあえる
そのことをラフィス王は知っているが
わかりあえない人間のほうが、はるかに多いのだよ」
ラフィス「それが理由でスバーシア王のラグガイア王国に
第3人類は??」
スバーシア「ラグガイア王国に第3人類の移民は許してはいない
国が混乱するとわかっていて
なぜ第3人類を受け入れることができる?」
スバーシア「世界の首脳陣を集め、この事態に対応する必要がある
世界会議の準備をしなければなるまい」
ザファイドアーク 近くの町 ジェイラの宿屋
ルダ「そんな・・バカな!!」
サージェン「何もしなければ世界戦争になるような状態だ
ラフィス王は、もう知っているだろう」
サージェン「世界は混迷に落ち、さまようとしている
それを救うのが我らの主」
フェルク騎士団長
ルガート・アルス・フェイアート様だ
ルダ「貴様!そんな戯言を言うのか!?」
戯言ではないようだ
ルダ「クルーゼ・・・」
クルーゼ「俺も、そのことは知っていた
有能過ぎるバカ親父(スバーシアのこと)の苦言で
何が起こっても備えられるように言われていた」
クルーゼ「だが無能の俺は何が最善かすらわからなかった」
サージェン「希望に向かい走り出したとは笑わせてくれる」
ルダは力を込めサージェンを殴ろうとしたが
クルーゼ「よせ ルダ?」
ルダ「・・・くっ」
メアリー「情報ありがとうサージェン
これを知らせたくてルガートは
あなたたちを派遣したのね?」
サージェン「(・・・見抜かれていたか)」
サージェン「メアリーたちは混迷する
ルガスタに対処ができるのか?」
会いに行くしかないわね
第3人類の代表 ベルバルドさんに
サージェン「第3人類の長ともつながりがあるのか?」
メアリー「その人と戦争になったけど最後にわかりあえたわ
世界に思い出させるしかないわね
そのためになら・・・」
エンドの死骸を利用する
アズベス「エンドを利用?どうやって?
そんな物を見せたらルガスタは
さらなる混迷に落ちるぞ?」
私は人の可能性を信じたい
メアリー「ルダも第3人類なのに
私たちと共に仲間として生きられるでしょ?」
ルダ「メアリー・・・」
メアリー「わかりあえること、信じあえること
それを世界の生きる人たちに思い出させたい
エンド・ワールド時代末期」
第2人類と第3人類は共に手を取り
エンド・ワールドと戦ったんですもの