フェルク騎士団 陣地 左翼 夜中
アズベス「ねらいはあくまで壊滅ではなく突破か
当たり前だ!壊滅なんてできるわけねえだろ!!」
アズベスの眼前に映し出されるフェルク騎士団
アズベス「15000のフェルク騎士団を相手にしてるんだぜ!!」
つぎつぎとアズベスに襲い掛かるフェルク騎士団!!
レズール「アズベス!降参したらどうだ!?
不意をついたつもりだろうが
夜襲は計算に入ってるんだよ!?」
アズベス「全軍で夜襲に備えてたのかよ!?
1日の休戦は夜襲を誘い込むための罠か!?」
レズール「釣れたのが奇跡のウォーリアと、その仲間たち
十分すぎるほどの獲物だ!!」
レズール「魔力砲弾兵!アズベスに狙いをつけ
撃てええええ!」
魔力砲弾がアズベスに迫る!!
アズベス「バードレの力で見えているんだよ!!」
その魔力砲弾をかわしたアズベスに抜刀兵 かかれえ!!
アズベス「二段構えの戦法か。腐ってもフェルク騎士団だな!?」
だがアズベスの斬撃でバタバタと倒される
フェルク騎士団!!
レズール「強すぎる・・・!
私たちも死ぬような想いで鍛錬してきた!!
なぜ、アズベスと、こうも違う!!」
教えてやろうかレズール?
レズール「なに!?」
例え、どんなに過酷でも
所詮は”鍛錬”だろうが!?
フェルク騎士団 陣地 右翼
メアリーに突進して攻撃をくりだすゼルク!!
メアリー「なるほど。そんな音をしているのね」
ゼルクの突進を簡単にかわされる
フェルク騎士「ゼルク将軍を援護する!!
魔力砲 撃てえええ!!」
メアリー「残念ね。その魔力砲の音も聞こえてた」
フェルク騎士団の魔力砲も
簡単にかわすメアリー
ゼルク「なぜだ!メアリーと俺が なぜ、こうも違う!?」
あなたたちは何をしてきたの?
ゼルク「なに!?」
メアリー「死ぬような想いで過酷な鍛錬でもしてきたの?」
命の安全が保障された世界で?
ゼルク「くっ!」
激昂したゼルク
ゼルク「どういう意味だああ!」
フェルク騎士団 前線 中央
クルーゼ「たった8名で15000に挑むなんて
正気の沙汰じゃねえぞ?」
クルーゼ「しかも相手は そんじょそこらの兵士ではない
エンド・ワールドを倒すために鍛えられた
戦闘のスペシャリスト フェルク騎士団だぞ?」
アキ「1年半前まではな。
俺が言う意味わかってるだろクルーゼ?」
クルーゼ「その1年半で恐ろしく差がついたか」
アキ「どんなに過酷で死ぬような想いで鍛錬しようが
所詮は”鍛錬”にすぎない」
アキ「俺たちは何をしてきたクルーゼ?」
クルーゼ「お前に答えさせてやるよ。言いたいんだろ?
俺たちは何をしてきた?」
エンド・ワールド時代
常に最前線の戦場で”実戦”による経験
アキ「”鍛錬”など命の保証がされた世界だ
だが”実戦”ともなれば どこに
命の保証がされたものがある?」
その2つの違いが
フェルク騎士団 陣地 左翼
アズベス「今の俺たちとフェルク騎士団との差だよレズール?」
レズール「私たちはぬるま湯に浸かってたと言うのかああ!!」
アズベス「・・・・・・・・・・・」
いつ死ぬかわからない戦場で
生き残った人間の底力
アズベス「あまく見ないでもらおうか?」
レズールはアズベスに突進していった!!
フェルク騎士「レズール将軍!?」
レズール「私たちは最強な騎士だ!!
エンド・ワールドも滅ぼせる
パーフェクト・ナイトだあああ!!」
アズベス「・・・・・・」
1年半前わな
レズール「!!!!!!!」
その突進が”見えていた”アズベス
突進してきたレズールに斬撃!!!
レズール「負ける・・だと・・私がああああ!!」
アズベス「いつまでも夢 見てんじゃねえよ?」
フェルク騎士「レズール将軍を救出に!?」
フェルク騎士「しかしアズベスが! なに!?」
アズベスは、その場から移動していた
アズベス「どれほど濃厚な実戦経験をしてきたのか」
あ~あ 俺たちって怖い・・・