アキ隊が夜襲をしかける二時間前のこと
アキ「敵は俺たちが よく知っているフェルク騎士団だ
エンド・ワールドと戦うためだけに育てられた最強の騎士だ」
アキ「ゆえに、弱点がある」
最強な戦士だからこそプライドを傷つけろ!!
アキ「それが、やつらの弱点だ」
フェルク騎士団 陣地 左翼
アズベス「たしかにプライドを傷つけたけで
レズールを引っ張り出し簡単に倒すことができた」
フェルク騎士団 右翼
メアリー「ゼルクも激昂して簡単におびき出せた
怒りに我を忘れてる敵ほど倒しやすい」
だけど
再び二時間前
アキ「決して止まるな?
フェルク騎士団は15000も居るんだ
長く足を止めたら包囲殲滅される」
アキ「スピードの乗って突破 その隙に
ロダリアの一撃を叩き込むことが目的だ」
フェルク騎士団 陣地 夜中
アズベス「だが・・なんだ・・この感じは・・・
バードレ?プライドだけで動いてない者の動き・・
この感じは・・フェルク騎士団の者ではない・・・」
メアリー「なんなの・・この音は・・・
ずっと泣いてるような想いで戦う者は・・・?」
フェルク騎士団 陣地 中央 夜中
会いたかった・・でも・・・
こんな形で・・会いたくなかった・・・
クルーゼ「サーシェ・・サーシェ・アルファンド・・・」
俺が子供のころ好きだった女の子・・・
クルーゼ「なんでサーシェがフェルク騎士団に居るんだ!?」
サーシェ「あなたこそ!なぜ第3人類の味方をするの!?」
クルーゼ「・・・え」
サーシェ「事の発端 先に戦争を仕掛けてきたのは第3人類よ!
なぜクルーゼは第3人類の味方をするの!?」
アキ「フェルク騎士団も落ちた物だな!
相手の想い人を使って俺たちを混乱させようなどと!?」
アキ「そんな手段を使わなければ俺たちに勝てないと認めたか!?」
マーソン「これは彼女が決めた戦争だ
第3人類の魔の手からクルーゼを救いたくて
我々フェルク騎士団に共闘を望んだ」
マーソン「アキ?お前はフェルク騎士団のプライドを傷つけることで
心理的ダメージを与え有利になることを画策した」
マーソン「お前たちの弱点を教えてやろうか?」
純粋な心と想いで戦ってる者を討てない
アキ「その心理を利用したか!?」
マーソン「僕は お前と同類だ
フェルク騎士団のプライドを利用して
僕たちを討とうとする お前とな!?」
アキ「クルーゼ!その女に攻撃しろ!
当身で気絶させるだけでもいい!!」
そうしないと!!
マーソン「数で勝るフェルク騎士団に包囲殲滅されると言いたいか
アキ・ルナフェクト??
アキ「(・・・こいつ!)」
クルーゼ「・・・サーシェ・・サーシェこそ
なぜフェルク騎士団の味方をするんだ!?」
クルーゼ「なぜ戦場に立って生きる道を選んだ!?」
君は戦争を 人一倍 憎んでいたのに!?」
サーシェ「・・・かわいそうなクルーゼ
アキ・ルナフェクトに思い通りに動かされて」
クルーゼ「ちがう!俺は!俺の意思で戦っている!!」
だったら なぜ第3人類の味方をするのよ!?
クルーゼ「・・・・・・・・・・・・」
アキ「クルーゼ!正気に戻れ!お前は!?」
クルーゼ「なあ・・アキ・・なんで俺たちは・・・」
第3人類のために戦ってるんだ・・・?
アキ「(くっ!・・・侮っていたマーソンの力を・・・
クルーゼは完全に心を乱されている・・・)」
なぜ戦っている?
そんなの簡単だろガティレイア??
アキ「ルダか!飛来してきたか!!」
ルダ「当初の作戦は もう無理だ!
私はガティレイア(クルーゼ)を連れて戦場を離脱する!!」
マーソン「第3人類の女か?だが、それも
やすやすできると思っているのか?」
周囲のフェルク騎士団が囲みを作った!!
アキ「完全に囲まれたか・・・」
止まるなと自分で言ってて これか
アキ「・・・・・・・・・・」
俺としたことが・・らしくないな・・・