レニィアーゼの冒険日誌

？？？の場所

ベルーリエ「どこに行くのですか？」

ルガート「さあ？どこへなら行きたい？」

ベルーリエ「あなたと行くところなら　どこまでも」

ルガート「・・・・」

ベルーリエ「導かれないと何もできないと　おしかりですか？」

ベルーリエ「これは私の意思で動いてます
　　　　　　どんな場所でも　あなたについて行こうと」

ルガート「そこが地獄でもか？」

ベルーリエ「はい」

ルガート「冗談も言えんな」

ルガート「まるでルナフェクトたちのようだ」

ベルーリエ「私たちがですか？」

ルガート「フェルフィスカは　この世界に初めて魔法を誕生させた
　　　　　だが時の覇者レーヴァテイン王国はフェルフィスカの
　　　　　魔法をほしがった」

ルガート「彼女を拉致することで魔法という力を手に入れるために」

ルガート「親友であるルナフェクトとバードレは
　　　　　フェルフィスカと共に逃げた
　　　　　彼らが　たどり着こうといた場所は

　　　　　　　　　誰もいないところ

ベルーリエ「なぜ　そこに？」

ルガート「レーヴァテインの追っ手は次々と襲ってきた
　　　　　そいつらが追って来れない３人だけの世界
　　　　　誰もいないところを目指した」

ルガート「だが　そんな場所は　どこにもない
　　　　　すぐに現実を突きつけられ逃亡中
　　　　　フェルフィスカは世界を憎むようになり魔女になった」

ルガート「世界は魔女の復讐により壊滅状態になった
　　　　　そんなフェルフィスカを　これ以上　罪を重ねないため
　　　　　ルナフェクトとバードレは
　　　　　泣きながらフェルフィスカを封印した」

ルガート「これが１０憶年前に起きた彼らの物語だ」

ベルーリエ「・・・知ってます」

ルガート「・・・・・・」

ルガート「まあ私たちは追われてないがな」

ベルーリエ「いつ思い返しても悲しい話です
　　　　　　なぜ　この世界に生きる者たちは全員　
　　　　　　彼らの物語を知っているのでしょうか？」

ルガート「”作者”が関わっているとは思うが断定はできん」

ルガート「誰もいない場所なんて　どこにもない
　　　　　人は生きる限り誰かと交わって生きてる
　　　　　その生を終えるまでな」

ルガート「さて私たちも目指すか」

ベルーリエ「誰もいない場所にですか？」

ルガート「私たちの目指す場所は・・・」


王都グレンハム　王宮

ラフィス「そうか　そうだったか。急ぎ
　　　　　このことをアキに伝えてくれ」

ルモニア「はっ！」

ガジアーノ「知ってしまったか」

ラフィス「なぜ私に黙っていたのです
　
　　　　　　　ルガートが私の兄だと

ガジアーノ「我が国　王族の習いだ　優れた者に王位を継承する
　　　　　　それが　お前だった
　　　　　　ルガートにはフェルクマスターとして生きてほしかった」

ガジアーノ「私を恨むか？」

ラフィス「今更、恨んでも仕方がないこと」

ラフィス「フェルクの血がルガートの事を教えてくれる」

ガジアーノ「まさか　ああなるとはな」


ザファイドアーク　作戦室

　　　　　まだ騒然としてるフェルク騎士団

サージェン「聞け！これから最後の戦争をする
　　　　　　今ならまる裸になったルゲンテモーゼを
　　　　　　滅ぼすことができる」

サージェン「第３人類を滅ぼしたことで世論は俺たちに味方し
　　　　　　理想なる世界に　たどりつくことができる！」

　　　　　　　　その言葉に心を動かされるフェルク騎士団

サージェン「もう一度　あの栄光を取り戻す！
　　　　　　俺に続けフェルク騎士団よ！

　　　　　　　フェルク騎士団は歓喜の声をあげ
　　　　　
　　　　　　　戦争の準備をはじめた

サージェン「これが最後の戦いだ・・・

　　　　　　　　　決戦になる・・・