ディセル草原
アキ「1番の策士はサージェンかもしれん
俺たちはルゲンテモーゼに引っ張られネーゼバルド砦に行き
世界モニターでルゲンテモーゼの崩壊したような物を見せられ
すぐ動ける少数の兵でルゲンテモーゼに向かう最中
ベルーリエの待ち伏せにあい 今ここにいる」
メアリー「こちらはわずか2500の兵に対し
サージェン率いるフェルク騎士団75000の兵
戦力差がありすぎる」
アキ「ここまで俺たちは4つも戦争をさせられ疲労している
これがサージェンの策だとしたら」
アズベス「全部サージェンの手のひらで踊らされてたのか俺たちは!?」
アキ「そうかもしれない だが その策のすべてを
逆転させた策士がいた」
メアリー「クルーゼの一騎打ちの策ね」
アキ「フェルク騎士団はリーダーが代わったばかり
一騎打ちを仕掛けることでフェルク騎士団の興味をひき
サージェンはフェルク騎士団に真価を問われている」
アキ「結果サージェンは戦うしか選択肢がなく
クルーゼが勝てばフェルク騎士団はおわる」
ミカ「クルーゼはサージェンに勝てるの?」
アキ「さあ?」
ミカ「さあって!?」
アキ「勝ってくれないと困る 負けたら俺たちも含め
ルゲンテモーゼにいる第3人類は虐殺され
サージェンに世界を奪われかねない」
ルダ「クルーゼ・・・お前の背負っている物は重い
だからこそ・・・
負けないで
サージェンとクルーゼ
クルーゼ「お前がフェルク騎士団総帥になるとは
あの頃は これっぽっちも思わなかったな」
サージェン「俺はお前と敵対できて うれしいよ
今度こそ決着がつけられる」
ダイタム「フェルク騎士団訓練生のとき
総帥とクルーゼの戦績って?」
ロバト「7戦 3勝 3敗 1引き分け」
ロバト「この二人はライバルだった
どちらが先にフェルク騎士団の高みにいけるか
競い合っていた」
ダイタム「今のサージェン総帥の力を引き出したのは
クルーゼってことか」
サージェン クルーゼ 馬から降りる
アキ隊
ミカ「なんで馬から下りるの?馬上での一騎打ちじゃ?」
アキ「馬はただの移動手段にしかすぎない
人馬一体とは聞くが馬を御しながら戦うなら
御する力を他にまわしたいからな」
ミカ「馬は邪魔なだけなのね?」
クルーゼとサージェン
クルーゼ「お互い重い物を背負ってしまったな?
俺は仲間と第3人類の5億の命
サージェン?お前はフェルク騎士団の未来か?」
サージェン「・・・」
クルーゼ「勝手に背負わされたと思っているか?」
サージェン「まさか。だが背負わずに純粋に
力を競い合ったお前との日々がなつかしい」
クルーゼ「今なら まだ戻れるぞ そのころに?」
サージェン「今更・・・
戻るつもりなどない
サージェン「勝った者が すべてを手に入れ
負けた者が すべてを失う」
サージェン「失いたくないなら俺に勝利してみせろ!?」
クルーゼ「本当・・・
心からお前をバカだと思うわ
戻れるのに戻らないお前を・・・
クルーゼ「(本当は・・戻りたいんだろ・・・)」
クルーゼとサージェンが
緑色のオーラにつつまれる
アズベス「あれは!」
アキ「スピードを3倍にする魔法 風の戦争」
メアリー「スピード2倍も3倍も相手をしとめられる確信を持ったとき
一瞬だけの決め手に使う技!
長く使ったら自分の体力がもたない・・・まさか!?」
アキ「ああ。あの二人は風の戦争を維持しながら戦うつもりだ」
クルーゼ「スピード3倍 風の戦争」
サージェン「エンドレス・ウインド モード!」
両者 激突した!!