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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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写真コンテスト

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レニィアーゼの冒険日誌

2018-04-21 01:23:48.0 テーマ:その他

不器用だね・・・

グレンハム王国 城下町 酒場

アキ「どっちも好きな場合どうしたらいい!?」

クルーゼ「(・・・こいつ・・俺と同じ悩みしてやがる)」

クルーゼ「アキ!お前は すべてを受け止められる人間だ!?」

アキ「・・・女の子の二人の想いを そのまま受け止めたら
   やばくないか?」

アキ「・・・こればかりは すべて受け止めるわけには」

クルーゼ「俺はラグガイア王国の次期国王だ!
     俺が王位についたら法律変えて
     一夫多妻制の国にしてやる!アキも来い!?」

アキ「・・・キター・・王様変わった瞬間の
   自分に都合のいい法律いじり」

クルーゼ「そうしたら少子化の問題なんてなくなるぜ!?」

アキ「・・・お前の国 そういう問題ないじゃん」


別の酒場

メアリー「急に呼び出して ごめんね」

アズベス「メアリーから呼び出すなんて めずらしいな
     なにかあったか?」

メアリー「別に ヒマだからアズベスでも からかおうと思って」

アズベス「それはアキだけにしておけ」

メアリー「アキって今 幸せなのかな?」

アズベス「どうした急に?」

メアリー「背負う物が重すぎる この世界の命運とか
     そこに生きる人類の命とか」

アズベス「今に始まったことではないだろ」

メアリー「アズベスなら背負える?」

アズベス「メアリーが支えてくれるのならな」

メアリー「フ~ン まだ私のこと好きなんだ?」

アズベス「いけないか?」

メアリー「応えられないよ?」

アズベス「それでもかまわないよ メアリーを見守れるのならな」

メアリー「本当 私もアズベスも不器用ね
     アキは私を見ていないのに13年も私は想い続けてる」

アズベス「メアリーは俺を想ってないけど俺はメアリーを
     13年も想い続けてる」

       グラスのカクテルをあおり話を続ける

メアリー「お互い ちがう人を想った方が良くない?
     何気にアズベスってモテるでしょ?」

アズベス「モテるのはメアリーも同じだろ?」

メアリー「例え100万人のイケメンに愛されても
     本当に心から好きな人 1人に愛されなきゃ意味ないし」

アズベス「まったくだな」

メアリー「いつか振り向いてくれるかなアキ・・・」

アズベス「そう言い続けて13年たったか
     なら俺に振り向いてくれよメアリー?」

メアリー「私はアキじゃないとダメみたい」

アズベス「言うと思った」

メアリー「今からさ・・非常に変なこと言うから引かないでね」

アズベス「なんだ急に?」

       戦争が いつまでも続けばいいと

       たまに思ってる・・・

アズベス「本当に変なことだな」

メアリー「アキはルナフェクトのウォーリア
     私はフェルフィスカのウォーリア
     戦場があればアキと 
     ずっと一緒に居られるかなってバカなこと考えてる」

アズベス「もはや その想いは呪いだな」

メアリー「私は結婚しないかもね」

アズベス「・・・そうか」

メアリー「ごめんね 傷つけた?」

アズベス「もう慣れてるよ
     いつかアキが振り向いてくれたらいいな?」

メアリー「アズベスも私を想うのやめて
     他の誰かを愛したら?」

アズベス「その言葉 そのままメアリーに返してやるよ」

メアリー「本当 不器用だね お互い・・・」

アズベス「心から愛せる人に出会えたのは幸せなのかな?」

メアリー「振り向いてくれないんじゃ きついよね」

メアリー「さて そろそろ帰ろうかな」

アズベス「いつでも呼び出せよ?グチなら たくさん聞いてやるよ?」

メアリー「・・・別にグチじゃないし」

       それぞれの想いがある中 夜が明けた

      眠い目をこすりながら小さく あくびするメアリー


グレンハム王国 城下町 城壁付近 早朝

メアリー「昨夜はアズベスに ひどいこと言っちゃったな
     本当 私って最低・・寝つけなかったし・・・」

       夜明けの4時 アキも そこに居た

メアリー「ずいぶんと早いねアキ?復興作業はじまるの
     6時からだよ?」

アキ「・・・なんか・・寝つけなくってな」

メアリー「どうしたの?私のことを想ってて寝つけなかったの?」

アキ「・・・実は・・そうなんだよな」

メアリー「・・・え?」

アキ「・・・あ」

アキ「ごめん!今の忘れてくれ!?」

        その場から去っていくアキ・・・

メアリー「あれ・・あれあれあれあれ~・・・」

メアリー「私のことを想って寝つけなかった・アキが・・・?」

メアリー「私も・・まだ寝ぼけてるのかな・・・」
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